このブドウ品種を動物に例えると?
モスカート/ミュスカを動物に例えるなら、華やかな香り漂う「ミツバチ」。
小柄で可愛らしいけれど、その役割はとても大切。ミツバチが花から花へと飛び回り、自然に甘い恵みをもたらしてくれるように、モスカート/ミュスカもその甘い香りと味わいで飲む人を幸せな気分にしてくれる存在です。
その名前の通り、まるでマスカットをそのまま口いっぱいに詰め込み、鼻からスーーーーーっと香りが抜けていくような感覚・・・。マスカットを嫌いな人なんていませんよね・・・? 女性が絶対に喜んでくれそうなワインをつくりだしてくれる。あっぱれモスカート/ミュスカ!
味わいは?
モスカート/ミュスカの味わいは、フレッシュで甘~い。
モスカート/ミュスカの味わいは、ミツバチが届ける花の蜜みたい。
口に含むと真っ先にマスカットのジューシーなフルーツの甘さが広がり、まるで蜜の一滴を舐めているかのような感覚です。酸味は控えめで、甘さがありながらも爽やかさを保っているのが特徴。スパークリングタイプでは、泡が軽やかな刺激を加え、ミツバチが花畑の中を忙しく飛び回る軽快さを感じさせます。デザートワインとしても、その優しい甘みが心地よい後味を残してくれる。
まさに、甘党ワインの世界代表!!!
香りは?
モスカート/ミュスカの香りは、フレッシュなマスカット。
香りは、ミツバチが蜜を集める花畑をそのまま閉じ込めたような印象。
マスカット特有のフローラルでフルーティーな香りがまず立ち上り、ジャスミンやオレンジの花、さらに白い花々の爽やかさが広がります。また、熟した桃や洋ナシ、ほのかなハチミツの甘いニュアンスも加わり、香り全体が華やかで優雅な雰囲気に包まれています。
ミツバチが運ぶ自然の香りって、きっとこんな香りなんでしょう・・・。
主な生産地は?
モスカート/ミュスカの主な生産地は、イタリアのピエモンテ。
モスカート/ミュスカの主な産地はイタリアで、特にピエモンテ地方が有名!
「モスカート・ダスティ」は甘みと微発泡の爽やかさ、6%前後と軽いアルコールが特徴で、特にデザートワインとして人気があります。また、「アスティ・スプマンテ」はスパークリングワインとしても大人気で、アルコール度数は8%前後とこちらも低め!
フランスのアルザス地方でも辛口のワインが作られていて、イタリアではモスカート、フランスではミュスカと呼ばれているんです!