このブドウ品種を動物に例えると?
ルーサンヌを動物に例えるなら、仲間と調和を奏でる「カナリア」。
繊細でデリケートな性質を持ちながら、他の仲間と調和することでその美しい鳴き声が際立つように、ルーサンヌもブレンドされることでワイン全体の魅力を引き立てます。
ルーサンヌは、酸味がしっかりしていて豊かな果実味がある点が特徴ですが、病気に弱く収穫量も状況に左右されるため、単一品種でワインが作られることは少ないです。そのため、マルサンヌやヴィオニエといったブドウ品種とブレンドされることが多いのですが、その味わいといったらもう・・・。
カナリアの持つ儚げな可愛らしさが、ルーサンヌの病気に弱い一面と、上品な味わいに通じます!
味わいは?
ルーサンヌの味わいは、酸味が非常に豊か。
ルーサンヌの味わいは、まるでカナリアのさえずりのように柔らかく、心地よい調和感があります。その中に、森の中でもはっきりとカナリアの声が聞こえるように、しっかりとした酸味があるのが特徴的。
他のブドウ品種とブレンドされることで、しっかりした酸味と豊かな果実味がワイン全体を包み込みこんでくれます。だから君は、フランスのローヌ地方で一緒に育てられているマルサンヌさんやヴィオニエさんとブレンドされることが多いのか!君のハーモニーが、ワイン全体をきりっと豊かなものにしてくれるんだね・・・。
香りは?
ルーサンヌの香りは、洋ナシや白い花のように繊細。
香りは、カナリアが囀る早朝の森のような穏やかなイメージ。
洋ナシや白い花といった柔らかく上品な香りが漂います。熟成すると、蜂蜜やナッツのような濃厚でリッチな香りが加わり、全体に深みが増します。
香りの面に関しても、他品種とブレンドされることでワイン全体のアロマに複雑さと優雅さをプラスしてくれます。味わいは酸味がしっかりしているのに、香りはこんなに繊細なんて・・・。まさにカナリアの繊細な歌声に、イメージがぴったり合う!
主な生産地は?
ルーサンヌの主な生産地は、フランスのローヌ。
ルーサンヌはフランスのローヌ地方が代表的な産地。
酸味は控えめだけど果実味が非常に豊かなマルサンヌ、お花畑のような香りがたまらないヴィオニエも、この地方での栽培が盛んで、よくルーサンヌと一緒にブレンドされています。ブレンドで繊細な酸味とリッチなボディを持つワインが生まれるので、彼ら/彼女らの相性はもう最高!
全然関係ないけど、ルーサンヌとマルサンヌという言葉の響き、なんだか可愛らしいですね!