このブドウ品種を動物に例えると?
ソーヴィニヨン・ブランを動物に例えるなら、草原の「羊」。
のどかな草原にいる羊のように、素朴で自然な雰囲気がありながら、そのふわふわした外見からは想像できないしっかりとした芯を持っています。羊が草原で風に吹かれながらリラックスしている姿が、このワインが持つ爽快なハーブや青っぽいネギのような香りを彷彿とさせます。
ソーヴィニヨン・ブランで有名な産地はニュージーランド。私もこの草原に寝っ転がって、ニュー時ランドの羊たちと一緒に草の香りを噛みしめていたい・・・。
味わいは?
ソーヴィニヨン・ブランの味わいは、グレープフルーツのようなきりっとした酸味。
ソーヴィニヨン・ブランの味わいは、どんなときでもすっきり・さっぱりさせてくれる酸味が特徴的。
まず感じるのは、グレープフルーツのような酸味の効いたフルーツ感。その後、ハーブや青りんごのような爽やかでグリーンなニュアンスが続き、軽やかな印象を残します。温暖な地域で作られるものでは、パッションフルーツやピーチのようなトロピカルな甘さが加わり、羊が太陽を浴びてのんびりしているような温かみを感じます。全体的に飲みやすく、でも後味にしっかりとした存在感を残すのが魅力です。
そのきりっとした酸味が口の中を駆け巡る爽快感と言ったら、もう・・・。
香りは?
ソーヴィニヨン・ブランの香りは、ハーブやネギ。
まず感じるのは、ハーブのような青々しい香り。日本人にとってはネギっぽい香りに感じるかもしれません。フルーツに例えるなら、グレープフルーツが一番そっくりだと言えそう。とにかく、何といってもすっきり爽快な香りが、あなたの全身を支配します・・・。
ソーヴィニヨン・ブランの香りは、羊が草を食む草原の風景そのもの。ここまで草原間の感じられるワインは他にはないはず。ぜひ、羊飼いの気分になって、この爽やかさを体験してほしい!!
主な生産地は?
ソーヴィニヨン・ブランの主な生産地は、ニュージーランド&フランスのロワール。
ソーヴィニヨン・ブランの代表的な産地といえば、羊で有名なニュージーランド。特にマールボロという地域が有名で、果実味と酸味が際立つ明るいスタイルには涙がこぼれてしまいそう・・・。
他にも、フランスのロワール地方、特にサンセールやプイィ・ヒュメといった地域も超有名。同じくフランスのボルドーでは、セミヨンという甘口のブドウ品種とブレンドされることで、爽快感もありつつ、リッチで複雑な味わいの白ワインに生まれ変わります。
こんなに美味しい白ワインですもん。そりゃ、世界中で大人気になるもの分かります!