日本のワインは、近年注目度が急上昇している魅力的な存在です。四季のある気候や、地域ごとに異なる土壌を活かして作られるワインは、繊細で優しい味わいが特徴です。特に山梨県、長野県、北海道、山形県が主要なワイン産地として知られ、それぞれ独自のスタイルのワインを生み出しています。
日本を代表するブドウ品種といえば「甲州」。山梨県原産の白ブドウで、この品種から作られる白ワインは、さっぱりした酸味と柑橘系や青りんごのような香りが特徴です。和食との相性が抜群で、寿司や天ぷら、さらには塩焼き魚やおひたしと合わせると、その良さが際立ちます。甲州ワインは辛口が多いですが、少し甘みのあるタイプもあり、初心者でも飲みやすいです。
赤ワインでは「マスカット・ベーリーA」が有名。山形県生まれのこのブドウは、果実味豊かで軽やかな飲み心地のワインを生み出します。イチゴやラズベリーの香りが感じられる親しみやすい味わいで、鶏肉料理ややさしい味付けの和風料理とよく合います。ワイン初心者や赤ワインが苦手な人にもおすすめです。
日本のワインは、地元の食材や料理と合わせることで、その魅力が最大限に引き出されます。価格も幅広く、気軽に試せるものが多いので、まずは「甲州」や「マスカット・ベーリーA」と書かれたものを選んでみてください。地域ごとの個性を楽しみながら、日本ならではのワイン文化を味わってみましょう！
おや・・・？
日本から、人気のブドウ品種たちが集まってきました。
ワインの味はブドウ品種に左右されるので、ワインを飲むときはこの子たちの特徴を感じてみてください！
甲州（白ワイン）
甲州を動物に例えるなら、日本を代表する白き「鶴」。
甲州は日本固有のブドウ品種で、日本ワイン界のスーパースター。日本の伝統や風土を象徴する存在で、品格と美しさを持ち合わせています。辛口の日本酒をそのままワインにしたかのようなきりっとした味わい、透き通った香り。和食との相性は最上級で、ぜひ日本酒の代わりに試してみたい。
鶴が佇む姿が静かで優雅なように、甲州もその繊細な味わいと香りで飲む人を惹き付ける。ガンバレ甲州・・・、お前がナンバーワンだ。
甲州の味わいは、辛口の日本酒。
甲州の味わいは、鶴が水辺でゆったりと羽を広げるような落ち着きと透明感があります。そして余韻に残る、多少の苦味や渋みがまた心地よい・・・。
この辛口でシャープな味わいは、日本料理との相性が抜群。なかなか日本料理と合うワインは少ないように感じてしまいますが、甲州さんならまったく問題なし。ワインを飲んでいるのに上品な日本酒を飲んでいるような、そんな感動体験を楽しんでください！
甲州の香りは、透き通った竹林。
甲州の香りからは優雅さが感じられます。グレープフルーツやカボスのような柑橘系の香りに加え、白い花やリンゴのようなフルーティーで清らかな香りが漂います。また、ワインによってはほのかにハーブやミネラルのニュアンスも感じられ、これが全体に落ち着いた印象を与えます。
これらを一言で表現すると、まるで鶴が1匹佇んでいる竹林。華やかすぎず、でもじんわりと心に残る香りは、鶴の気高さと静けさを感じさせてくれる！
マスカット・ベリーA（赤ワイン）
マスカット・ベーリーAを動物に例えるなら、日本を代表する赤肌の「柴犬」。
マスカット・ベリーAは、日本の赤ワインの代表品種。かる～い飲み口で、誰でも気軽に楽しむことができます。
親しみやすく、どこか素朴で愛らしい一面を持ちながら元気な魅力を発揮するマスカット・ベリーA。柴犬が家庭で愛される存在であるように、マスカット・ベーリーAもその親しみやすさから幅広い場面で楽しめるワインです。
チャーミングで人懐っこい柴犬のように、日本で愛され続けているチャーミングなブドウ品種。ぜひ気軽にお楽しみあれ！
マスカット・ベリーAの味わいは、フレッシュで酸味穏やかな赤い果実。
マスカット・ベーリーAの味わいは、まるで柴犬が元気に駆け回るような軽快さと愛嬌に満ちています。
イチゴやラズベリーといった赤い果実のフレッシュでフルーティーな甘酸っぱさが口の中に広がり、飲む人を明るい気分にしてくれます。渋み（タンニン）は控えめで柔らかく、飲み心地は軽やかでスムーズ。同じような味わいのブドウ品種にガメイというものがありますが、そちらよりは酸味が穏やかで落ち着いた印象。
堅苦しくなく、気軽に飲むワインとして最高ですわ～～～。
マスカット・ベリーAの香りは、イチゴキャンディー。
香りは、イチゴを煮詰めたような甘さが特徴的で、マスカット由来のフルーティーさも感じられる！
夏のピクニックで食べる完熟いちごや、子どもの頃に食べたフルーツキャンディを思い出させるような、やさしく甘い香り。派手すぎず、でもちゃんと存在感があるので、初心者にも親しみやすい印象。
この香りを取るだけで、どこかハッピーでノスタルジックな気持ちにさせてくれる・・・。ああ、学生時代に戻りたい！でも、戻ってしまうとワインが飲めない！！