ワイン完全初心者向けに、ワインを「動物」に例えてご紹介

赤ワイン

ネッビオーロ(動物に例えると:鷹)

    このブドウ品種を動物に例えると?

    ネッビオーロを動物に例えるなら、高貴な「鷹」。

    鋭い目と堂々とした風格を持ち、一見すると近寄りがたい印象ながら、その美しさと力強さに圧倒される。ネッビオーロも同様に、その複雑で力強い味わいと、長く続く余韻で飲む人を魅了する品種です。イタリアのピエモンテのピノ・ノワールと呼ばれるほど高貴な品種ですが、その味わいは飲み口が穏やかなピノ・ノワールと比べて非常に力強い。
    鷹が空高く舞い上がるように、ネッビオーロもその品格と気高さで特別な存在感を放っている・・・。

    味わいは?

    ネッビオーロの味わいは、見かけによらず重厚。

    ネッビオーロの味わいは、まるで鷹が風を切りながら飛ぶような力強さが特徴です。
    しっかりとした渋み(タンニン)と高い酸が特徴で、熟成することで滑らかさと深みが増していきます。ブラックチェリーやプラム、ドライローズのようなフルーティーな味わいが中心ですが、そこにタバコやスパイス、土のような複雑なニュアンスが加わり、一口ごとに新しい表情を見せます。
    見かけは淡い色をしているのに力強いなんて・・・。鷹のカッコいいけど優しい目をしているようなギャップに通じるものがあるっっっ!!!

    香りは?

    ネッビオーロの香りは、美しきバラ。

    香りは、まるで鷹が舞う山岳地帯の清々しい空気を感じさせるような、豊かで複雑なものです。
    バラやスミレといった花の香りがまず立ち上がり、その後ブラックベリーやチェリー、時にはタールや革のような深みのある香りが広がります。また、熟成したネッビオーロでは、トリュフや湿った土のような香りが加わり、全体の印象がよりエレガントで落ち着いたものになります。
    バラのような香りを取るだけで、あなたがとっても上品ということが分かりますよ・・・。

    主な生産地は?

    ネッビオーロの主な生産地は、イタリアのピエモンテ。

    特にバローロ(とにかく重厚)やバルバレスコ(バローロよりも早熟でなめらか)といった名高いワインがこの品種から作られます。これらの地域では、冷涼な気候とミネラル豊富な土壌が、ネッビオーロの複雑さと長い熟成能力を引き出しています。
    特にバローロは、「ワインの王、王のワイン」なんて呼ばれることも。鷹のような気高さを私に見せてください!

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