このブドウ品種を動物に例えると?
ムニエ/ピノ・ムニエを動物に例えるなら、水しぶき舞い散る「イルカ」。
ムニエ/ピノ・ムニエという名前を聞いたことがない方でも、シャンパンは聞いたことがあるでしょう。そう、ムニエ/ピノ・ムニエはシャンパンを作る際に使われるブドウ。
シャンパンはブランスのシャンパーニュ地方で作られ、厳しい条件をクリアしたスパークリングワインのことを指します。そこでは、ピノ・ノワールやシャルドネというブドウ品種と合わせてムニエ/ピノ・ムニエも使われており、シャンパンを作るための3大ブドウ品種と言ってもよいでしょう!
イルカが水しぶきをあげて踊っているような華やかさを感じてください!めでたい日には、やっぱりシャンパンでしょ!
味わいは?
ムニエ/ピノ・ムニエの味わいは、柔らかくてフレッシュな果実。
ムニエ/ピノ・ムニエは、シャンパンのなかで柔らかくフレッシュな果実味を演出する際に活躍してくれます。
冷涼な気候でも育ちやすい性質から、シャンパーニュ地方の多くのブレンドに使われ、飲みやすく若々しいスタイルを作り上げる助けとなっています。また、熟成が進むと滑らかさと丸みが増し、他の品種と一体となって複雑でリッチなシャンパンを生み出します。
シャンパンの隠れた主役ムニエ/ピノ・ムニエさん!実は昔までピノ・ノワールの親戚かと思われていてピノ・ムニエと呼ばれていましたが、実は他人ということが判明して最近はシンプルにムニエと呼ばれているみたい・・・。
香りは?
ムニエ/ピノ・ムニエの香りは、とにかくフルーティー。
イルカが遊ぶ海風のように爽やかで心地よい。チェリーやリンゴ、スミレのような軽やかなフルーティーでフローラルな香りが特徴で、全体に親しみやすい印象を与えます。特にシャンパンでは、これらの香りが泡と一緒に広がることで、より華やかな体験を楽しむことができます。熟成タイプのシャンパンでは、ムニエ/ピノ・ムニエ由来のアーモンドやトーストのような香りが現れ、深みを感じさせる点も魅力です。
くんくんくん・・・、このシャンパンの香りは、ムニエ/ピノ・ムニエの努力の結晶なのか!
主な生産地は?
ムニエ/ピノ・ムニエの主な生産地は、フランスのシャンパーニュ地方。
スパークリングワインにもさまざま種類があり、産地によっては名称が異なります。スペインのカヴァ、イタリアのスプマンテ、そして我らがフランス:シャンパーニュのシャンパン!
ちなみに、シャンパンのなかでも、シャルドネだけでつくられたものはブラン・ド・ブラン(白ブドウを使った白:すっきりフルーティー)、ピノ・ノワールだけでつくられたものはブラン・ド・ノワール(黒ブドウを使った白:重厚でまったり)といいます。なんだかかっこいい!!