ワイン完全初心者向けに、ワインを「動物」に例えてご紹介

赤ワイン

ピノ・ノワール(動物に例えると:蝶)

    このブドウ品種を動物に例えると?

    ピノ・ノワールを動物に例えるなら、美しく気品高く飛び交う「蝶」。

    ひらひらと舞いながら軽やかに魅力を放ち、一瞬で心を奪われるような華やかさと繊細さを併せ持っています。その存在は儚げだけど、よく見ると模様や動きに奥深いストーリーが隠されている。まさにピノ・ノワールのように、じっくり向き合うとその複雑な魅力に引き込まれていきます。その魅力は世界中に届いているので、ワイン界では誰もが知っている超有名品種!絶対覚えてるべし。
    ああ・・・、この魅力的で軽やかな蝶とともに、エレガントに舞い上がっていきたい・・・。

    味わいは?

    ピノ・ノワールの味わいは、上品な赤い果実。

    ピノ・ノワールの味わいとして、最初に感じるのは赤い果実の甘酸っぱさ。イチゴやラズベリー、クランベリーが口の中で軽やかに広がり、まるで蝶が花から花へと舞い移るように、明るく優しい印象を残します。
    その後、熟成によって現れる土っぽさやスパイスのニュアンスが、味わいに気品や深みを与え、まるで蝶が静かな森の奥へと飛び去っていくような後味。タンニン(渋み)はとても滑らかで柔らかく、口当たりが心地よいのが特徴です。
    とても複雑でエレガントな、そんな味わいを見せてくれるピノ・ノワール・・・。あなたはなんて美しいんだ。

    香りは?

    ピノ・ノワールの香りは、繊細なバラ。

    ピノ・ノワールの香りは、まるで蝶が舞う花畑のように華やかで繊細です。フレッシュなイチゴやチェリーの香りに加え、高貴なバラの香りが漂い、全体に気品を与えています。
    熟成されたピノ・ノワールになると、湿った森やキノコ、紅茶のような香りが顔を出し、蝶の鮮やかな羽模様の陰に隠れた繊細な模様を感じさせます。この香りは、吸い込むたびに新しい発見があり、飲む前から期待が膨らみます。
    力強いイメージを持つことが多い赤ワインですが、ピノ・ノワールの持つ繊細さにあなたも驚くことでしょう・・・。

    主な生産地は?

    ピノ・ノワールの主な生産地は、フランスのブルゴーニュ。

    ピノ・ノワールの代表的な産地は、フランスのブルゴーニュ地方。ここでは、村ごとの風土(テロワール)がそのままワインに映し出され、ピノ・ノワールの繊細さが最大限に発揮されます。冷涼な気候がこの品種のエレガンスを引き立てており、熟成するほどに奥深い味わいを楽しめます。
    この子はブドウの皮が薄いため病気に弱く、栽培が非常に難しい困ったちゃん。熱い地域では、味わい・香りの特徴である上品さが失われてしまうような手のかかる子ですが、栽培に成功すると心奪われる美しい舞いを見せてくれる・・・。

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