このブドウ品種を動物に例えると?
リースリングを動物に例えるなら、可愛さと強さを備えた「ペンギン」。
見た目はかわいらしく親しみやすいけれど、実は驚くほどタフで適応力があり、寒い環境でもその個性を輝かせるリースリングは、ペンギンの特徴にピッタリです! ペンギンが海と陸を自在に行き来するように、リースリングも辛口から甘口、さらにはあま~~~~~い貴腐(きふ)ワインまで幅広いスタイルで楽しませてくれる万能な存在。
愛くるしくて力強いペンギンのように、リースリングは世界中で大人気のブドウ品種なので、ぜひぜひ覚えましょう!
味わいは?
リースリングの味わいは、辛口/甘口の両選手。
リースリングの味わいは、まるでペンギンが冷たい海をすいすいと泳ぐようにシャープな印象で、酸味が特徴的です。
冷涼な地域のものは、レモンやライムといった柑橘系の酸味が際立ち、透明感のある味わいが素晴らしい・・・。温暖な地域や熟成されたリースリングでは、桃やアプリコット、さらには蜂蜜のような甘さが加わり、まろやかさで魅力的・・・。
辛口から甘口まで、どんな場面でも持ち前の酸味を持って戦うリースリングペンギンはかっこいい!!
香りは?
リースリングの香りは、白桃や石油。
一番感じる香りは白桃といったフルーツであり、そこに白い花のような軽やかな要素が混ざります。お花畑にいるような、なんとも心地よい気持ち。
そして、リースリングが面白いのは、熟成させることで感じられる「ぺトロール」と言われる石油の香り。ワインを石油で表現することに「???」となるかもしれませんが、ワイン界でレベルアップを繰り返せば、きっとあなたも徐々に感じられるはず・・・。見つけろ、石油!!
主な生産地は?
リースリングの主な生産地は、ドイツ&フランスのアルザス。
リースリングの生産は、ドイツが中心。ドイツの冷涼な気候が、寒さに強いリースリングと相性バッチリなんです。他にも、ドイツと隣接していて同じような気候を持つフランスのアルザスでも大人気。
酸味の強いリースリングを感じていると、どこか寒い地域のブドウ畑で、寒さに耐えながら引き締まっていくブドウたちが目に浮かぶ・・・。この寒さを利用して作った貴腐(きふ)ワインと言ったら、口に入れた瞬間とろ~~~んと甘さが広がっていって至高。
寒さに強いペンギンのように、そのタフさを全力で活かして魅力的なワインに生まれ変わります!