ワインの基礎知識

スパークリングワインの製法とは?泡が生まれる仕組みと4つの造り方

    ムニエを動物に例えたイルカのイラスト

    グラスの中で立ちのぼる細かな泡。スパークリングワインの泡は、どうやって生まれるのでしょうか。

    このページでは、泡が生まれる仕組みと、代表的な製法の違いをやさしく解説します。

    泡の正体は発酵で生まれる炭酸ガス

    ワインの発酵では、ブドウの糖分が酵母によってアルコールと炭酸ガスに分解されます。ふつうのワインは炭酸ガスが空気中に逃げていきますが、密閉した容器の中で発酵させると、炭酸ガスがワインに溶け込み、泡のあるワインになります。

    代表的な4つの製法

    瓶内二次発酵(トラディショナル方式)

    できあがったワインを瓶に詰め、糖分と酵母を加えて栓をし、瓶の中でもう一度発酵させる方法です。その後、瓶の中で長く熟成させるため、きめ細かい泡と、パンやナッツのような複雑な香りが生まれます。シャンパーニュ、スペインのカヴァ、フランス各地のクレマンなどがこの方法で造られます。

    シャルマ方式(タンク方式)

    二次発酵を大きな密閉タンクで行う方法です。一度にたくさん造れて、ブドウのフレッシュな香りを生かしやすいのが特徴。イタリアのプロセッコなどがこの方法で造られます。

    田舎方式(アンセストラル方式)

    発酵の途中のワインを瓶に詰め、残りの発酵を瓶の中で続けさせる、昔ながらの方法です。最近人気の「ペティアン・ナチュレル(ペット・ナット)」はこの方法で造られます。

    炭酸ガス注入方式

    できあがったワインに炭酸ガスを直接注入する方法です。手軽に造れるため、手頃な価格のスパークリングワインに多く使われています。

    シャンパーニュに使われる品種

    シャンパンとほかのスパークリングワインの違いはシャンパンとスパークリングワインの違いで紹介しています。

    よくある質問

    製法はラベルでわかりますか?

    瓶内二次発酵のものは「Méthode Traditionnelle(メトード・トラディショネル)」「瓶内二次発酵」などと書かれていることがあります。

    泡が細かいほど高級なのですか?

    瓶内二次発酵で長く熟成させたものは泡が細かくなりやすい傾向がありますが、泡の細かさだけで良し悪しは決まりません。好みで選びましょう。

    ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)

    製法による味わいの違い

    瓶内二次発酵(トラディショナル方式)

    酵母と長く触れ合うため、パンやトーストのような香りと、きめ細かい泡が特徴。シャンパーニュ、カヴァ、フランチャコルタ、クレマンなど。

    シャルマ方式(タンク方式)

    大きなタンクで二次発酵させるため、ブドウのフレッシュな香りが残ります。プロセッコ、アスティなど。

    田舎方式(アンセストラル方式)

    発酵の途中で瓶詰めし、残った糖分で泡を生む昔ながらの方法。ペティアン・ナチュレルなど。

    炭酸ガス注入方式

    ワインに炭酸ガスを直接注入する方法。手ごろな価格のスパークリングワインに多いです。

    あわせて読みたい

    シャンパンとスパークリングワインの違い、カヴァ、プロセッコ、シャンパーニュもどうぞ。

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