ソーヴィニヨン・ブランの銘醸地として世界的に知られるサンセール。爽やかで上品な辛口の白ワインです。
このページでは、サンセールの特徴と、楽しみ方をやさしく解説します。
サンセールとは?
サンセールは、フランス中部、ロワール川上流の丘の上にある町と、その周辺で造られるワインです。白ワインはソーヴィニヨン・ブラン100%で造られます。少量ですが、ピノ・ノワールから造る赤やロゼもあります。
サンセールの味わい
グレープフルーツやレモン、ハーブのような爽やかな香りに、火打ち石や石灰を思わせるミネラル感が加わった、上品ですっきりした味わいが特徴です。キリッとした酸味が、いきいきとした印象を与えます。
プイィ・フュメとの違い
ロワール川をはさんでサンセールの対岸にあるプイィ・フュメも、ソーヴィニヨン・ブランから造られる白ワインの産地です。「フュメ(燻製)」の名前の通り、スモーキーなニュアンスがあるといわれます。飲み比べてみるのも楽しいですよ。
ニュージーランド産との違い
サンセール(フランス)…控えめで上品な香り、ミネラル感、すっきりとした酸味
マールボロ(ニュージーランド)…パッションフルーツのようなトロピカルな香りが華やかで、果実味が豊か
同じ品種でも、産地で味が変わる「テロワール」を感じられる組み合わせです。
サンセールに合う料理
- 山羊のチーズ(シェーヴル):地元ロワールの名産で、定番の組み合わせ
- 生牡蠣、白身魚のカルパッチョ
- アスパラガスのサラダ
- 鶏肉のハーブ焼き
ロワール地方全体についてはフランス(ロワール)のワインで紹介しています。
よくある質問
サンセールは何度で飲むのがいいですか?
8〜10℃くらいに冷やすと、爽やかさが引き立ちます。
サンセールは熟成させますか?
多くはフレッシュなうちに楽しむワインですが、上質なものは数年の熟成で複雑さが増すこともあります。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
サンセールのワインの歴史
サンセールは、フランス・ロワール川の上流、丘の上にある小さな町と、その周辺の産地です。中世から続くワインの産地で、かつては赤ワインが中心でしたが、19世紀末のフィロキセラの被害のあと、ソーヴィニヨン・ブランが植えられ、白ワインの名産地になりました。
第二次世界大戦後、パリのビストロで人気となり、世界的に知られる白ワインになりました。
サンセールの気候と土地
大陸性の冷涼な気候で、ソーヴィニヨン・ブランの爽やかな酸味と香りがきれいに出ます。土壌は、石灰質の「テール・ブランシュ」、小石の多い「カイヨット」、火打ち石の「シレックス」の3つに大きく分けられます。
サンセールの主な産地・銘柄
サンセール
白はソーヴィニヨン・ブラン100%。赤とロゼはピノ・ノワールで造られます。
プイィ・フュメ|対岸のライバル
ロワール川をはさんだ対岸の産地。同じソーヴィニヨン・ブランから、火打ち石のようなスモーキーな香り(フュメ=煙)を持つ白ワインが造られます。
メヌトー・サロン・カンシー
サンセールの近くの産地で、比較的手ごろなソーヴィニヨン・ブランが見つかります。
サンセールのワインと料理
サンセールの近くの村シャヴィニョルは、ヤギのチーズ「クロタン・ド・シャヴィニョル」の産地です。サンセールの白とヤギのチーズは、まさに地元同士の組み合わせ。そのほか、白身魚のハーブ焼き、サラダ、アスパラガス、和食ならお刺身や天ぷらとも合います。
はじめての1本の選び方
- ハーブ感のあるソーヴィニヨン・ブランが好きな人は、サンセールとニュージーランドのマールボロを飲み比べてみてください
- 手ごろに試したいなら、近くのメヌトー・サロンやトゥーレーヌのソーヴィニヨン・ブランもおすすめ
サンセールの豆知識
- 管理人も、ハーブ感のあるソーヴィニヨン・ブランが好きです





