オレゴン州は、アメリカ西海岸、カリフォルニア州の北にある州です。カリフォルニアよりも涼しく雨の多い気候で、「アメリカのブルゴーニュ」と呼ばれるほど、エレガントなピノ・ノワールの産地として世界的に評価されています。
オレゴンのワインの特徴
オレゴンのワイン造りは、1960年代に、冷涼な気候を求めてやってきた先駆者たちが、ピノ・ノワールを植えたことから本格的に始まりました。その後、フランス・ブルゴーニュの有名な生産者がオレゴンに畑を持つなど、ピノ・ノワールの産地としての評価が高まっていきました。
小規模な家族経営のワイナリーが多く、環境に配慮したブドウ栽培に取り組む造り手が多いのも特徴です。
ウィラメット・ヴァレー
オレゴンのワイン造りの中心は、州北西部のウィラメット・ヴァレーです。海からの涼しい風が入り込み、昼夜の寒暖差が大きい環境で、ゆっくりと熟したブドウから、繊細で香り高いワインが生まれます。
代表的なブドウ品種
ピノ・ノワール
オレゴンの主役です。チェリーやラズベリーの果実味に、ほどよい酸味と、土っぽさや紅茶のようなニュアンスがあり、カリフォルニアの濃厚なピノ・ノワールとは違う、エレガントな味わいが魅力です。
ピノ・グリ、シャルドネ
白ワインでは、すっきりとしたピノ・グリや、きれいな酸味のシャルドネが造られています。
オレゴンのワインに合う料理
- サーモンのグリル:ピノ・ノワールと(オレゴンはサーモンの産地としても有名です)
- きのこ料理:ピノ・ノワールと
- 鴨料理:ピノ・ノワールと
- シーフード:ピノ・グリやシャルドネと
アメリカ全体のワインについてはアメリカのワイン、カリフォルニアの代表的な産地はナパ・ヴァレーとはもどうぞ。
ほかの国・地域も見てみる → ブドウ品種図鑑/トップページの「世界のワイン産地めぐり」から探せます。
オレゴンのワインの歴史
オレゴン州のワイン造りが本格的に始まったのは1960年代です。カリフォルニア大学で学んだデヴィッド・レットが、「ピノ・ノワールはもっと涼しい場所で育てるべきだ」と考え、ウィラメット・ヴァレーにブドウを植えたのが始まりといわれています。
1979年、フランスで行われたブラインドテイスティングで、オレゴンのピノ・ノワールがブルゴーニュの銘酒と並ぶ評価を受け、一躍注目を集めました。その後、ブルゴーニュの名門ドルーアンがオレゴンに進出したことでも話題になりました。
オレゴンの気候と土地
カリフォルニアの北にあり、太平洋からの冷たい風と雨の影響で、涼しく湿った気候です。ブルゴーニュと緯度がほぼ同じで、ピノ・ノワールに適しています。
オレゴンの主な産地・銘柄
ウィラメット・ヴァレー|オレゴンの中心
ポートランドの南に広がる谷で、オレゴンのワイナリーの多くが集まっています。ダンディー・ヒルズやエオラ・アミティ・ヒルズなど、細かな地区に分かれています。
サザン・オレゴン
南部の温暖な地域で、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなども造られています。
オレゴンで育つ主なブドウ品種
ピノ・ノワール(黒)
オレゴンの顔。チェリーやラズベリーのような果実味と、上品な酸味があります。
ピノ・グリ(白)
オレゴンで最も多い白ブドウ。果実味の豊かな白ワインになります。
シャルドネ(白)
最近、高品質なシャルドネも増えています。
オレゴンのワインと料理
オレゴンのピノ・ノワールは、サーモンのグリル、鴨肉、きのこ料理と好相性です。ピノ・グリは、エビやカニなどの魚介、アジア料理と合わせてみてください。
オレゴンの豆知識
- オレゴンは、環境に配慮したサステナブルなワイン造りに熱心な産地としても知られています






