ピノ・ノワールとシャルドネの聖地、ブルゴーニュ。その格付けは、ボルドーとは違い「畑」に与えられているのが特徴です。
このページでは、ブルゴーニュワインの4つの格付けをやさしく解説します。
ブルゴーニュは「畑」に格付けがある
ボルドーがシャトー(生産者)に格付けを与えているのに対し、ブルゴーニュではブドウ畑そのものに格付けがあります。
ブルゴーニュでは、同じ畑を複数の生産者が分け合って所有していることも多く、同じ畑の名前のワインでも、造り手によって味わいが異なります。
4つの格付け
グラン・クリュ(特級畑)…最上位。ブルゴーニュ全体の生産量のわずか1〜2%ほど。ラベルには畑の名前が大きく書かれる
プルミエ・クリュ(1級畑)…村名+「Premier Cru(1er Cru)」+畑の名前が書かれる
村名(ヴィラージュ)…特定の村のブドウで造られたもの。ラベルに村の名前が書かれる
地方名(レジョナル)…ブルゴーニュ地方の広い範囲のブドウで造られたもの。「Bourgogne」と書かれる。手頃で気軽に楽しめる
範囲が狭くなるほど、その土地ならではの個性(テロワール)が強く表れると考えられています。
ブルゴーニュの主なブドウ品種
赤ワインはピノ・ノワール、白ワインはシャルドネが中心です。南部のボジョレー地区ではガメイが使われます。
有名な村の例
- ジュヴレ・シャンベルタン:力強い赤ワインで知られる
- ヴォーヌ・ロマネ:世界的に有名な特級畑を持つ赤ワインの村
- ムルソー:コクのある白ワインで知られる
- シャブリ:北部の、すっきりした白ワインの産地(シャブリとは参照)
ブルゴーニュ全体についてはフランス(ブルゴーニュ)のワインで紹介しています。
よくある質問
初心者が最初に飲むならどの格付けがいいですか?
地方名の「ブルゴーニュ・ルージュ(赤)」「ブルゴーニュ・ブラン(白)」が、手頃にブルゴーニュらしさを楽しめておすすめです。
ブルゴーニュワインはなぜ高いのですか?
畑が細かく分かれていて生産量が少なく、世界中で人気が高いためです。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
ブルゴーニュの格付けの考え方
ボルドーの格付けが「シャトー(生産者)」につけられるのに対して、ブルゴーニュの格付けは「畑」につけられます。同じ畑でも、たくさんの生産者が少しずつ畑を持っていることが多く、同じ畑の名前のワインでも、造り手によって味わいが違います。
このため、ブルゴーニュでは「どの畑か」と「誰が造ったか」の両方が大切になります。
4つの格付けをもう少し詳しく
グラン・クリュ(特級畑)
ブルゴーニュ全体の生産量の約1〜2%しかない、最高の畑です。ラベルには、村名は書かれず、畑の名前だけが書かれます。例:ロマネ・コンティ、シャンベルタン、モンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュ。
プルミエ・クリュ(一級畑)
全体の約10%。村名と畑の名前、そして「Premier Cru」または「1er Cru」が書かれます。例:ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・クロ・サン・ジャック。
村名ワイン(ヴィラージュ)
全体の約3分の1。村の名前がラベルに書かれます。例:ジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、ムルソー、シャブリ。
地方名ワイン(レジョナル)
全体の約半分。ブルゴーニュ地方の広い範囲で造られます。例:ブルゴーニュ・ルージュ、ブルゴーニュ・ブラン、ブルゴーニュ・コート・ドール、マコン・ヴィラージュ。
グラン・クリュの名前が村名にくっついている?
ブルゴーニュの村名には、「ジュヴレ・シャンベルタン」「シャンボール・ミュジニー」「ピュリニー・モンラッシェ」のように、2つの名前がハイフンでつながっているものがあります。これは、19世紀に、村の一番有名な畑(グラン・クリュ)の名前を村名にくっつけたものです。
そのため、「シャンベルタン(特級畑)」と「ジュヴレ・シャンベルタン(村名)」は、名前が似ていても格付けが全く違うので注意しましょう。
はじめての1本の選び方
- まずは、信頼できる生産者の「ブルゴーニュ・ルージュ」「ブルゴーニュ・ブラン」から
- 好きな生産者が見つかったら、その生産者の村名ワインへ
- ブルゴーニュは価格が高騰しているので、マコンやコート・シャロネーズなど南の地区もおすすめ
ブルゴーニュのワイン、シャブリ、ピノ・ノワールもどうぞ。






