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ドウロのワインの特徴とは?ポートワインと辛口の赤を初心者向けに解説

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    ポートワインという名前を聞いたことはあっても、どこで造られているかは知らない人も多いかもしれません。そのふるさとが、ポルトガル北部のドウロです。

    このページでは、ドウロのワインの特徴とポートワインのタイプの違い、辛口の赤、主なブドウ品種、合う料理を、初心者向けにわかりやすく紹介します。

    ドウロのワインをひとことでいうと

    ・甘口のポートワインのふるさと。ポルトガル北部、ドウロ川沿いの急斜面に段々畑が広がる産地です

    ・力強い辛口の赤ワインも人気。トゥーリガ・ナシオナルなど、ポルトガルならではの品種から造られます

    ・甘口はデザートに、辛口は肉料理に。同じ産地で2つの顔を楽しめます

    ドウロはどんなところ?

    ドウロ(Douro)は、ポルトガルの北部を東西に流れるドウロ川の上流に広がるワインの産地です。スペインから流れてきた川は、河口の街ポルトで大西洋に注ぎます。

    最大の特徴は、川の両岸の急斜面に築かれた段々畑です。この景色は「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」として世界遺産に登録されています。土は「シスト」と呼ばれる薄く割れる岩が中心で、ブドウの根は岩の割れ目を伝って深くまで伸びます。

    海からの湿った風は西の山地にさえぎられるため、夏は暑く乾燥します。歴史も古く、18世紀にはワイン産地の境界が定められました。世界でも早い時期のことです。

    川の上流はスペインのリベラ・デル・ドゥエロにつながっています。同じ川沿いですが、国が変わると川の名前もワインの個性も変わります。

    ポートワインとは?

    ポートワインは、発酵の途中でブドウから造った蒸留酒を加えて造る甘口の酒精強化ワインです。発酵が止まるのでブドウの糖分が残り、甘くてアルコール度数の高いワインになります。

    ブドウはドウロの畑で育てられますが、多くは河口のポルトの対岸、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの貯蔵庫へ運ばれて熟成されてきました。英語で「Port」、ポルトガル語で「Porto」と表記されるのは、この港町の名前に由来します。

    ポートワインのタイプ

    ポートは、ラベルのタイプ名で味わいがかなり変わります。

    タイプ熟成味わいはじめに選ぶなら
    ルビー短めの熟成で早めに瓶詰め赤い果実の濃い甘み手ごろで入門向き
    トウニー木の樽でゆっくり熟成ナッツやキャラメルの香り食後にゆっくり飲みたい人に
    トウニー(10年・20年など)年数の表示があるトウニー香ばしさと複雑さが増す少し特別な日に
    レイト・ボトルド・ヴィンテージ(LBV)単一の年のワインを樽で数年熟成濃厚で飲みごたえがあるヴィンテージ・ポートの雰囲気を手ごろに
    ヴィンテージ特に出来のよい年だけ。瓶で長く熟成力強く、長く寝かせて楽しむ贈り物や記念の年に
    ホワイト白ブドウから造る辛口寄りから甘口まで冷やして食前酒に

    ドウロの辛口ワインの特徴

    ドウロではポートと同じ畑の周辺で、辛口の赤ワインも造られています。濃い色と黒い果実の香り、しっかりした渋みがあり、複数の品種をブレンドしたものが多く見られます。ラベルでは「Douro」と書かれたものが、この辛口のワインです。

    標高の高い畑では、酸味のある辛口の白ワインも造られています。

    ドウロの主なブドウ品種

    トゥーリガ・ナシオナル

    ポルトガルを代表する黒ブドウです。粒が小さく色が濃く、スミレのような香りと力強い骨格を持ちます。

    トゥーリガ・フランカ

    ドウロで広く栽培されている黒ブドウで、華やかな香りとなめらかさをブレンドに与えます。

    ティンタ・ロリス(闘牛)

    スペインのテンプラニーリョと同じ品種で、ポルトガルではこの名前で呼ばれます。ポートにも辛口の赤にも使われます。

    ドウロのワインに合う料理

    甘口のポートと辛口の赤では、合わせる料理がまったく違います。

    料理合うワイン合う理由
    ステーキドウロの辛口の赤力強い渋みが、肉の脂とうま味を受け止める
    ラム肉ドウロの辛口の赤濃い果実味が、ラムの香りに負けない
    ビーフシチュードウロの辛口の赤煮込みの深いコクに、黒い果実の濃さがなじむ
    ブルーチーズルビー・ポート濃い甘みが、チーズの塩気と香りを包む
    チョコレートルビー・ポート、LBV甘みと果実味がカカオの苦みと重なる
    ナッツ・ドライフルーツトウニー・ポート樽熟成の香ばしさが、ナッツの香りと同じ方向で合う

    辛口の赤は16〜18℃くらい、トウニー・ポートは少し冷やすと甘さが引き締まって飲みやすくなります。

    よくある質問

    ポートワインのアルコール度数はどのくらいですか?

    一般的に20%前後で、普通のワインより高めです。甘いので飲みやすいですが、小さめのグラスで少しずつ楽しむのがおすすめです。度数についてはワインのアルコール度数も参考にしてください。

    開けたポートワインはどのくらい日持ちしますか?

    普通のワインより長く、タイプにもよりますが数週間が目安です。ただし、瓶で長く熟成させたヴィンテージ・ポートは、開けたら早めに飲みきるのがおすすめです。保存のしかたは開けたワインは何日もつ?で紹介しています。

    初心者がはじめの1本を選ぶなら?

    甘口を試したいならルビー・ポート、香ばしい風味が好きならトウニー・ポートがおすすめです。肉料理に合わせたいなら、ラベルに「Douro」とある辛口の赤を選びましょう。

    ポートワインは料理にも使えますか?

    使えます。肉料理のソースに少し加えると、コクと甘みが出ます。余ったワインの使い方は余ったワインの活用法もどうぞ。

    ポートワインとシェリーの違いは?

    どちらも酒精強化ワインですが、ポートは主に甘口の赤、シェリーは辛口から極甘口までの幅広い白ブドウのワインが中心です。同じポルトガルの酒精強化ワインにはマデイラもあります。シェリーについてはヘレス(シェリー)で紹介しています。

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