ステーキとワインは、まさに王道の組み合わせ。肉のうま味と脂を、ワインの渋みと果実味が引き立ててくれます。
とはいえ、ステーキにも脂の多い部位から赤身までいろいろあります。このページでは、部位やソースに合わせたワインの選び方と、おすすめのブドウ品種を紹介します。
ステーキに合うワインの選び方
ステーキには、渋み(タンニン)がしっかりしたフルボディの赤ワインが定番です。タンニンが肉の脂をさっぱりさせ、次のひと口をおいしくしてくれます。
脂の多い部位ほど重めのワイン、赤身ややわらかいヒレなら少し軽めのワイン、と覚えておくと選びやすくなります。
ステーキに合うおすすめのブドウ品種
動物のイラストをタップすると、それぞれの品種の詳しい特徴がわかります。
カベルネ・ソーヴィニヨン(ライオン)
しっかりした渋みと濃い果実味で、サーロインやリブロースなど脂ののったステーキに最高の相性。ステーキに合わせる赤ワインの代表格です。
マルベック(熊)
濃厚な果実味と、比較的なめらかな渋みが特徴。本場アルゼンチンでも牛肉のグリル(アサード)と一緒に楽しまれています。赤身のステーキにもよく合います。
シラー(黒豹)
黒コショウのようなスパイシーな香りがあり、ペッパーステーキとの相性は抜群。肉の香ばしさをいっそう引き立てます。
ピノ・ノワール(蝶)
脂の少ないヒレステーキや、和牛の赤身を塩とわさびで食べるなら、繊細なピノ・ノワールもおすすめ。肉のやわらかさと上品さを邪魔しません。
部位・ソース別の早見表
サーロイン・リブロース(脂多め)…カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー
赤身・ランプ…マルベック、メルロ
ヒレ(やわらかい)…ピノ・ノワール、メルロ
ペッパーソース…シラー
醤油・ガーリックソース…マルベック、ジンファンデル
塩・わさび…ピノ・ノワール
よくある質問
ステーキに合うワインの温度は?
フルボディの赤ワインは16〜18℃くらいが目安です。冷やしすぎると渋みが強く感じられるので注意しましょう。
ステーキに白ワインは合いませんか?
一般的には赤ワインが合わせやすいですが、樽熟成したコクのあるシャルドネなら、鶏肉や豚肉のステーキとよく合います。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
ステーキとワインが合う理由
ステーキとワインの相性の秘密は、「脂」と「渋み(タンニン)」の関係にあります。赤ワインの渋みは、口の中の脂を洗い流し、さっぱりさせてくれます。反対に、肉の脂とたんぱく質が、ワインの渋みをやわらげて、まろやかに感じさせてくれます。
そのため、脂の多い部位ほど、渋みのしっかりした赤ワインが合い、赤身の部位には、渋みがやわらかく、酸味のある赤ワインが合います。
焼き加減も大切です。レアやミディアムレアの肉は、肉汁が多くやわらかいので、軽めの赤ワインとも合います。ウェルダンになるほど、香ばしさが増すので、樽熟成した力強い赤ワインが合います。
同じ土地の料理とワインで考える
アルゼンチンでは、牛肉の炭火焼き「アサード」にマルベックを合わせるのが定番です。イタリア・フィレンツェの「ビステッカ」には、キャンティ・クラシコ。アメリカのステーキハウスでは、ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンが定番です。
このように、牛肉をよく食べる地域の赤ワインは、ステーキと合わせやすいものが多いです。
予算別・ステーキに合わせるワインの選び方
1,000〜1,500円
チリやアルゼンチンのカベルネ・ソーヴィニヨンやマルベック。果実味たっぷりで、家で焼くステーキにぴったりです。
2,000〜3,000円
スペインのリオハのクリアンサやレセルバ、イタリアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ、オーストラリアのシラーズなど。
5,000円以上(特別な日に)
ボルドーの格付けシャトーのセカンドワイン、ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン、バローロなど。
避けたほうがいい組み合わせ
甘口の白ワインや、軽すぎるロゼは、ステーキの力強さに負けてしまいがちです。また、渋みの強い若い赤ワインに、脂の少ないヒレ肉を合わせると、渋みが目立ってしまうことがあります。
ステーキとワインをもっと楽しむコツ
- 赤ワインは、少し冷やして16〜18℃くらいで飲むと、渋みがやわらかく感じられます
- わさび醤油で食べるなら、ピノ・ノワールやメルロがおすすめ
- ガーリックバターのソースなら、樽熟成したシャルドネも意外と合います
- 残った赤ワインは、次の日のステーキソースに使えます






