ワインの基礎知識

熟成ワインとは?熟成で変わる味わいと、熟成に向くワイン・向かないワイン

    ネッビオーロを動物に例えた鷹のイラスト

    「何十年も熟成したワイン」と聞くと、特別で高価なイメージがありますよね。でも、すべてのワインが熟成でおいしくなるわけではありません。

    このページでは、ワインの熟成で何が起きるのか、熟成に向くワインはどんなものかをやさしく解説します。

    熟成でワインはこう変わる

    • 色:赤ワインは紫がかった色から、レンガ色・オレンジがかった色へ。白ワインは淡い黄色から、黄金色・琥珀色へ
    • 香り:フレッシュな果実の香りから、ドライフルーツ、キノコ、紅茶、なめし革、ナッツなどの複雑な香り(ブーケ)へ
    • 味わい:渋みや酸味の角がとれて、まろやかでなめらかに

    香りの変化はワインの香りの表現でも紹介しています。

    熟成に向くワインの条件

    • タンニンが多い:タンニンは酸化からワインを守る働きがある
    • 酸味がしっかりしている:酸味がワインのいきいきした印象を長く保つ
    • 果実味が凝縮している:時間とともに、複雑な香りへと変化していく
    • 甘口ワイン:糖分が多く、長期熟成に向くものが多い

    熟成に向くブドウ品種

    イタリアのバローロ(ネッビオーロ)や、ボルドーの格付けワイン(カベルネ・ソーヴィニヨン主体)、ドイツのリースリングなどは、何十年も熟成することで知られています。

    早飲みがおすすめのワイン

    一方、ボジョレー・ヌーヴォーのような新酒や、フレッシュな香りが魅力のソーヴィニヨン・ブラン、手頃な価格の日常ワインなどは、買ってから早めに飲むのがおすすめです。世界のワインの大半は、早めに飲むことを前提に造られています。

    よくある質問

    家でワインを熟成させることはできますか?

    温度と湿度が一定で、暗く振動の少ない環境が必要です。長期熟成を楽しむなら、ワインセラーがあると安心です。くわしくは未開封ワインの保存方法もどうぞ。

    熟成ワインはどこで買えますか?

    ワイン専門店では、すでに熟成したヴィンテージのワインを扱っていることがあります。

    ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)

    熟成ワインの香りの言葉

    • 赤ワイン:なめし革、紅茶、きのこ、森の下草、ドライフルーツ
    • 白ワイン:ハチミツ、ナッツ、トースト、ドライアプリコット
    • リースリング:ペトロール(石油のような香り)

    熟成ワインを手に入れるには

    熟成ワインを自分で育てるには、温度管理のできるワインセラーが必要です。ワインショップで、すでに熟成した「バックヴィンテージ」のワインを買うのも、手軽な方法です。

    あわせて読みたい

    ヴィンテージ、ワインの保存方法、澱もどうぞ。

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