年末が近づくと、忘年会やホームパーティーでワインを用意する機会が増えます。「何本買えばいい?」「赤と白、どっちにする?」「料理がばらばらでも合うワインは?」と迷う人も多いはずです。
このページでは、忘年会・ホームパーティーのワインの選び方を、本数・予算・料理別にまとめました。お店で選ぶときや、持ち寄りの担当を決めるときの目安にしてください。
先に結論:迷ったらこの3本
・乾杯は辛口のスパークリング。カヴァやプロセッコは手ごろで、どんな料理にも合わせやすい1本です
・白はすっきり系。サラダや魚介、揚げ物にはソーヴィニヨン・ブラン
・赤は軽め〜中くらい。いろいろな料理が並ぶ日は、渋みの穏やかなピノ・ノワールやメルロが合わせやすい
・本数はお酒を飲む人ひとりあたり半本(グラス約3杯)が目安。よく飲む人が多ければ多めに
忘年会・ホームパーティーのワインの選び方
パーティーでは、料理が何品も並び、好みの違う人が集まります。そのため、1本の「すごいワイン」よりも、どの料理にも合わせやすいワインを、種類を分けて用意するほうが満足度が高くなります。
基本は「スパークリング → 白 → 赤」の3種類です。乾杯をスパークリングで始め、前菜や魚介、揚げ物は白、肉料理が出てきたら赤、という流れにすると、料理の順番とワインの順番が自然にそろいます。
赤を選ぶときは、渋みの強い重い赤よりも、渋みの穏やかな軽め〜中くらいの赤がおすすめです。重い赤は肉料理には合いますが、サラダや魚、揚げ物と一緒だと渋みが目立ちやすくなります。赤寄りで少し重めが好きな管理人も、人が集まる日は軽めの赤を選ぶようにしています。味のタイプは赤ワインの種類で紹介しています。
何本用意する?人数別の本数の目安
ワイン1本(750ml)は、グラス(1杯125ml)でおよそ6杯分です。お酒を飲む人ひとりあたり半本(約3杯)を目安にすると、足りなくなりにくくなります。下の表は、乾杯から食事までワインを中心に飲む場合の目安です。
| 飲む人数 | 本数の目安 | 内訳の例 |
|---|---|---|
| 4人 | 2本 | スパークリング1本・白か赤1本 |
| 6人 | 3本 | スパークリング1本・白1本・赤1本 |
| 10人 | 5本 | スパークリング2本・白1〜2本・赤1〜2本 |
| 20人 | 10本 | スパークリング3本・白3本・赤4本 |
ビールや日本酒など、ほかのお酒も並ぶ会なら、この目安より少なめでかまいません。余ったワインは栓をして冷蔵庫に入れれば、数日は楽しめます(開けたワインの保存方法)。大人数のときは、1.5Lのマグナムボトルを1本入れると、テーブルが華やかになります。
予算の目安と選び方
パーティー用のワインは、高いものを1本より、手ごろなものを種類を分けて数本のほうが楽しめます。予算ごとの選び方の目安です。
| 1本あたりの予算 | 乾杯に | 食事に | こんな会に |
|---|---|---|---|
| 1,000円台 | カヴァ | チリやスペインの白・赤 | 人数の多い忘年会・持ち寄り |
| 2,000〜3,000円 | プロセッコ | ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール | 友だちとのホームパーティー |
| 5,000円以上 | シャンパーニュ | ブルゴーニュの白・赤 | 少人数で少し贅沢に |
1,000円台なら、チリやスペインのワインが果実味がはっきりしていて、はずれが少ない産地です。価格帯ごとに何が変わるかは価格帯別のワインの選び方、近くで買うならコンビニワインの選び方もどうぞ。
料理別のおすすめワイン早見表
忘年会やホームパーティーでよく並ぶ料理と、合わせやすいワインの早見表です。料理名をタップすると、詳しい合わせ方のページに移ります。
| 料理 | 合わせやすいワイン |
|---|---|
| 唐揚げ・フライドチキン | 辛口のスパークリング、ソーヴィニヨン・ブラン |
| ピザ | トマトソースならサンジョヴェーゼなどイタリアの赤、チーズ中心なら白 |
| お寿司・刺身 | 甲州、辛口のスパークリング |
| チーズの盛り合わせ | 白と赤を両方。迷ったらスパークリング |
| 生ハム・ソーセージ | スパークリング、ロゼ、軽めの赤 |
| 焼き鳥 | 塩は白やスパークリング、タレはピノ・ノワール |
| 鍋料理 | 水炊きは白、すき焼き風はピノ・ノワールやメルロ |
| ローストビーフ | ピノ・ノワール、メルロ |
料理がばらばらで決めきれないときは、ロゼワインも便利です。白のさわやかさと赤の果実味の両方があるので、和洋中どの料理にも合わせやすくなります。
パーティーにおすすめのブドウ品種
動物のイラストをタップすると、それぞれの品種の詳しい特徴がわかります。
ソーヴィニヨン・ブラン(羊)
グレープフルーツやハーブのようなさわやかな香りと、すっきりした酸味の白です。サラダ、魚介のマリネ、唐揚げなど、パーティーの前半に並ぶ料理と幅広く合います。冷やしておくだけでおいしく飲めるので、最初の白に向いています。
シャルドネ(ユニコーン)
産地や造り方で、すっきり系からコクのあるタイプまで幅の広い白です。グラタンやクリーム系のパスタ、チーズなど、こってりした料理が多い会では、樽熟成のコクのあるシャルドネがよく合います。
ピノ・ノワール(蝶)
渋みが穏やかで、赤い果実の香りと酸味のある軽やかな赤です。焼き鳥のタレ、サーモン、ローストビーフまで、肉にも魚にも合わせやすいので、料理が多い日の1本目の赤におすすめです。
メルロ(ゴールデン・レトリバー)
プラムのような果実味と、まろやかな渋みの赤です。ハンバーグやミートソース、すき焼きなど、少し味の濃い肉料理が出てきたら、メルロに切り替えると料理に負けません。赤ワインに慣れていない人にも飲みやすいタイプです。
忘年会・ホームパーティーで失敗しないコツ
- スパークリングと白は前日から冷やす:当日に冷蔵庫へ入れても間に合わないことがあります。急ぐときは、氷水を入れたバケツで15〜20分ほど冷やしましょう(ワインの飲み頃の温度)。
- スクリューキャップのワインを選ぶ:栓抜きがいらず、飲みきれなかったときもすぐに閉められます(スクリューキャップとコルクの違い)。
- 持ち寄りは「泡・白・赤」で分担する:全員が赤を持ってくる、ということを防げます。
- お酒が苦手な人の分も用意する:ノンアルコールワインのスパークリングがあると、乾杯を一緒に楽しめます。
- 甘口は食後用に:甘口のワインは食事と合わせにくいので、デザートと一緒に出すのがおすすめです。
よくある質問
忘年会で赤と白、どちらを多めに用意すればいい?
料理の内容で決めるのがおすすめです。揚げ物・魚介・サラダが多いなら白とスパークリングを多めに、焼肉やローストビーフなど肉料理が中心なら赤を多めにします。料理が決まっていない持ち寄りの会なら、同じ本数ずつ用意しておくと安心です。
紙コップでワインを飲んでもいいですか?
大人数のパーティーなら、紙コップやプラスチックのコップでもかまいません。香りを楽しみたいワインは、口がすぼまった形のグラスで飲むと香りが立ちやすくなります。グラスの選び方はワイングラスの種類と選び方で紹介しています。
パーティーの手土産にワインを持っていくなら?
相手の好みがわからないときは、どんな料理にも合わせやすいスパークリングかロゼが無難です。冷やして持っていくと、そのまま乾杯に使ってもらえます。選び方のコツはワインのプレゼントの選び方もどうぞ。
クリスマスパーティーでも同じ選び方でいいですか?
基本は同じです。クリスマスはローストチキンやケーキなど定番の料理があるので、料理ごとの合わせ方はクリスマスに飲みたいワインの選び方でくわしく紹介しています。
季節の料理なら鍋料理に合うワイン・チーズフォンデュ・ラクレットに合うワイン・おせち料理に合うワイン、手でつまむパーティー料理ならタコス・メキシコ料理に合うワイン・ハンバーガーに合うワイン、ほかの料理は料理とワインの合わせ方へ。
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