ワインの説明でよく見る「タンニン」という言葉。なんとなく「渋みのこと?」と思っている人も多いはず。
このページでは、タンニンとは何か、どんなワインに多いのか、そして渋みとのじょうずな付き合い方をやさしく解説します。
タンニンとは?
タンニンは、ブドウの皮や種、茎に含まれるポリフェノールの一種です。お茶や柿の渋みも、同じタンニンによるものです。
口に含むと、舌や歯ぐきがキュッと引き締まるような感覚がありますよね。これがタンニンによる「渋み」です。
赤ワインにタンニンが多い理由
赤ワインは、ブドウを皮や種ごと漬け込んで発酵させるため、皮や種からタンニンがたっぷり溶け出します。白ワインは主に果汁だけを発酵させるので、タンニンはほとんど含まれません。
また、木の樽で熟成させると、樽からもタンニンがワインに移ります。
タンニンが多い(渋みが強い)品種
果皮が厚い品種は、タンニンが多くなる傾向があります。
タンニンが少ない(渋みが穏やかな)品種
果皮が薄い品種や、渋みが出にくい品種です。渋みが苦手な人はこちらから。
タンニンとじょうずに付き合うコツ
- 肉料理と合わせる:肉の脂やたんぱく質が渋みをやわらげ、ワインも料理もおいしく感じられます
- 冷やしすぎない:冷たいと渋みが強く感じられるので、しっかりした赤は16〜18℃くらいで
- 熟成したワインを選ぶ:熟成するとタンニンがまろやかになり、なめらかな口当たりになります
- 空気に触れさせる:デキャンタージュやグラスを回すことで、渋みがやわらぐこともあります
よくある質問
タンニンが多いワインは良いワインですか?
タンニンの量は良し悪しではなく、ワインのスタイルの違いです。しっかりした味が好きならタンニンの多いワイン、軽やかな味が好きなら少ないワインを選びましょう。
白ワインにもタンニンはありますか?
ほとんどありませんが、樽で熟成させた白ワインや、皮と一緒に漬け込んで造るオレンジワインには、わずかに含まれることがあります。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
タンニンの感じ方を表す言葉
- なめらか・シルキー:タンニンが細かく、口当たりがやわらかい
- きめ細かい:熟成したワインや、上質なワインによく使われる表現
- ざらざら・収れん性がある:若いワインや、タンニンの多い品種に多い
- 青い渋み:ブドウが十分に熟していないときの、苦みを伴う渋み
タンニンは熟成でどう変わる?
若い赤ワインのタンニンは、ざらっとして強く感じられます。瓶の中で長く熟成すると、タンニン同士が結びついて大きくなり、やがて「澱(おり)」として沈みます。そのため、熟成したワインは、渋みがまろやかに感じられます。ワインの澱もどうぞ。
タンニンは赤ワインだけ?
白ワインにも、わずかにタンニンが含まれています。特に、果皮と一緒に漬け込んで造るオレンジワインや、樽で熟成させた白ワインは、タンニンを感じることがあります。お茶や柿、コーヒーにもタンニンが含まれています。










