スペインワインの代表格といえば、リオハ。手頃な価格のものから長期熟成の高級ワインまで幅広く、世界中で愛されています。
このページでは、リオハの特徴と、ラベルの熟成表示の見方をやさしく解説します。
リオハとは?
リオハは、スペイン北部のリオハ地方で造られるワインです。スペインの最上位格付けのひとつ「DOCa(特選原産地呼称)」に認定されています。
主なブドウ品種はテンプラニーリョで、グルナッシュ(スペイン名ガルナッチャ)などがブレンドされることもあります。
リオハの味わい
イチゴやプラムのような果実味に、アメリカンオークなどの樽で熟成させることによるバニラやココナッツのような甘い香りが加わるのが、伝統的なリオハの特徴です。熟成が進むと、なめし革やタバコのような複雑な香りも現れます。
熟成表示の見方
ホベン(Joven)…樽熟成が短い、またはしない若いワイン。フレッシュで気軽
クリアンサ(Crianza)…2年以上熟成(うち樽で1年以上)
レセルバ(Reserva)…3年以上熟成(うち樽で1年以上)
グラン・レセルバ(Gran Reserva)…5年以上熟成(うち樽で2年以上)
これは赤ワインの基準で、白ワインやロゼは期間が異なります。後ろの表示ほど熟成した、まろやかで複雑な味わいになります。
リオハに合う料理
- 生ハム(ハモン・セラーノ)、チョリソー
- 子羊のロースト
- パエリア(肉)
- マンチェゴチーズ
くわしくは生ハムに合うワインもどうぞ。スペイン全体についてはスペインのワインで紹介しています。
よくある質問
リオハに白ワインはありますか?
あります。ビウラ(マカベオ)という白ブドウを中心に造られる白ワインもあります。
初めてのリオハならどれを選べばいいですか?
果実味と樽の香りのバランスがよいクリアンサが、手頃でおすすめです。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
リオハのワインの歴史
リオハは、スペイン北部、エブロ川沿いに広がる、スペインを代表するワイン産地です。19世紀後半、フィロキセラの被害を受けたフランス・ボルドーの生産者たちがリオハに移り住み、樽熟成の技術を伝えたことで、品質が大きく向上しました。
1925年、リオハはスペインで最初の原産地呼称(DO)に、1991年には最上位のDOCa(特選原産地呼称)に認められました。
リオハの気候と土地
北のカンタブリア山脈が大西洋の冷たい風と雨をさえぎり、温暖で乾燥した気候になっています。エブロ川の上流と下流で、気候が少しずつ違います。
リオハの主な産地・銘柄
リオハ・アルタ
西部の標高の高い地区。エレガントで長熟のワインが造られます。
リオハ・アラベサ
バスク州に属する北部の地区。石灰質の土壌で、香り高いワインが造られます。
リオハ・オリエンタル(旧リオハ・バハ)
東部の温暖な地区。ガルナッチャが多く、果実味豊かなワインになります。
リオハで育つ主なブドウ品種
テンプラニーリョ(黒)
リオハの主役。イチゴやチェリーの果実味と、樽熟成によるバニラのような香りが特徴。
ガルナッチャ(黒)
グルナッシュと同じ品種。果実味とボリュームを加えます。
グラシアーノ・マスエロ(黒)
少量をブレンドして、酸味や色を加えます。
ビウラ(白)
リオハの白ワインの主役。
ラベルの見方
リオハは、熟成期間によってラベルの表示が変わります。
ジョベン:熟成期間が短い、フレッシュなタイプ
クリアンサ:2年以上の熟成(うち樽で1年以上)
レセルバ:3年以上の熟成(うち樽で1年以上)
グラン・レセルバ:5年以上の熟成(うち樽で2年以上)
リオハのワインと料理
リオハの赤ワインは、子羊のロースト、生ハム(ハモン・イベリコ)、チョリソー、パエリアなど、スペイン料理と相性抜群です。日本の焼肉や、すき焼きとも合います。
リオハの豆知識
- 毎年6月末には、ハロの町で、ワインをかけ合う「ワイン戦争(バタージャ・デル・ビノ)」というお祭りが行われます
スペインのワインもどうぞ。






