アメリカ・カリフォルニア州のナパ・ヴァレーは、世界的に評価の高いワイン産地です。特に、濃厚なカベルネ・ソーヴィニヨンで知られています。
このページでは、ナパ・ヴァレーの特徴と代表的なワインをやさしく解説します。
ナパ・ヴァレーとは?
ナパ・ヴァレーは、サンフランシスコの北にある、南北に細長い谷です。日照に恵まれた温暖な気候で、海からの涼しい霧や風が、ブドウにほどよい酸味を残します。
多くのワイナリーが集まり、ワインツーリズムの観光地としても人気があります。
世界を驚かせた「パリスの審判」
1976年、パリで行われた目隠しの試飲会で、カリフォルニアのワインがフランスの一流ワインを上回る評価を得る出来事がありました。「パリスの審判」と呼ばれるこの出来事をきっかけに、カリフォルニアワインは世界から注目されるようになりました。
ナパ・ヴァレーの代表品種
カベルネ・ソーヴィニヨン
ナパ・ヴァレーの主役。完熟した黒い果実の濃厚な味わいと、樽熟成によるバニラのような香りが特徴の、力強い赤ワインです。
シャルドネ
樽熟成によるバターやトーストのような香りを持つ、コクのある白ワインが多く造られています。
ジンファンデル・メルロ
カリフォルニアを代表するジンファンデルや、まろやかなメルロも造られています。
ソノマとの違い
ナパ・ヴァレーの西隣にあるソノマも、カリフォルニアの重要な産地です。ソノマは海に近い涼しいエリアも多く、ピノ・ノワールやシャルドネの評価も高い、多様なワインが造られています。
アメリカ全体についてはアメリカのワインで紹介しています。
よくある質問
ナパ・ヴァレーのワインは高いのですか?
高級ワインで知られる一方、手頃な価格のものもあります。
ナパのカベルネ・ソーヴィニヨンに合う料理は?
ステーキやBBQなど、しっかりした肉料理がおすすめです。くわしくはステーキに合うワインもどうぞ。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
ナパ・ヴァレーのワインの歴史
ナパ・ヴァレーは、アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコの北にある、長さ約50kmの細長い谷です。19世紀からワインが造られていましたが、1920〜1933年の禁酒法で大きな打撃を受けました。
1966年、ロバート・モンダヴィがワイナリーを設立し、品質の高いワイン造りを進めました。1976年、パリで行われたブラインドテイスティング「パリスの審判」で、ナパのワインがフランスの一流ワインを破って1位となり、世界に衝撃を与えました。
ナパ・ヴァレーの気候と土地
南はサンフランシスコ湾からの冷たい霧と風、北は暑く乾燥した気候です。谷の南と北、平地と山の上で気候が違い、16のサブ地区(AVA)に分かれています。
ナパ・ヴァレーの主な産地・銘柄
オークヴィル・ラザフォード
カベルネ・ソーヴィニヨンの名産地。有名な高級ワイナリーが集まっています。
スタッグス・リープ・ディストリクト
「パリスの審判」で1位になった赤ワインのふるさと。
カーネロス
南端の冷涼な地区。ピノ・ノワールやシャルドネ、スパークリングワインが造られます。
ハウエル・マウンテン・マウント・ヴィーダーなど
山の上の産地で、力強いワインが造られます。
ナパ・ヴァレーで育つ主なブドウ品種
カベルネ・ソーヴィニヨン(黒)
ナパの主役。完熟した果実味と、しっかりした渋みがあります。
シャルドネ(白)
樽熟成したリッチなシャルドネが有名です。
ジンファンデル・メルロなど
さまざまな品種が栽培されています。
ナパ・ヴァレーのワインと料理
ナパのカベルネ・ソーヴィニヨンは、厚切りのステーキ、ハンバーガー、BBQと合わせてみてください。リッチなシャルドネは、ロブスターやカニ、クリームソースの料理と好相性です。
ナパ・ヴァレーの豆知識
- ナパ・ヴァレーには、ワイントレイン(列車で食事とワインを楽しめる観光列車)が走っています
- 高額なワインの中には、1本数十万円で取引される「カルトワイン」もあります






