イタリア全20州のワインはイタリアのワインの記事から、すべて見ることができます。
エミリア・ロマーニャは、イタリア北部、ボローニャを州都とする「美食の州」です。パルマの生ハム、パルミジャーノ・レッジャーノ、モデナのバルサミコ酢、ボローニャのミートソースなど、世界的に有名な食材や料理が生まれた場所。ワインも、そんなおいしい料理に寄り添うものが多く造られています。
エミリアとロマーニャ、2つの顔
州の名前の通り、西側の「エミリア」と東側の「ロマーニャ」で、ワインの個性が大きく違います。
- エミリア(西側):パルマ、モデナ、レッジョ・エミリアなど。赤のスパークリング「ランブルスコ」が主役
- ロマーニャ(東側):アドリア海に近いエリア。サンジョヴェーゼの赤ワインや、白ワインのアルバーナが有名
ランブルスコ|こってり料理に合う赤い泡
ランブルスコは、同じ名前のブドウから造られる、赤のスパークリングワインです。イタリアでは珍しい赤い泡で、辛口からやや甘口まで幅広いタイプがあります。軽やかな泡と、チェリーやイチゴのような果実味、ほどよい酸味が、脂の多い料理をさっぱりさせてくれます。
ランブルスコにもいくつかの種類があり、淡い色で酸味がいきいきとした「ソルバーラ」、濃い色でしっかりした「グラスパロッサ」などがあります。管理人が飲んだ「ランブルスコ・ディ・ソルバーラ」は、イチゴやチェリーの香りの辛口で「コスパ最高」でした(ワイン日記)。
ロマーニャのサンジョヴェーゼ
ロマーニャの丘陵地帯では、トスカーナと同じサンジョヴェーゼから、果実味が豊かで親しみやすい赤ワイン「ロマーニャ・サンジョヴェーゼ」が造られています。
アルバーナ|イタリア初のDOCG白ワイン
ロマーニャの白ブドウ「アルバーナ」から造られる「ロマーニャ・アルバーナ」は、1987年にイタリアで初めて白ワインとしてDOCGに認定されたワインです。辛口から、陰干しブドウの甘口(パッシート)まで造られています。
エミリア・ロマーニャのワインに合う料理
- 生ハム(プロシュット・ディ・パルマ)、サラミ、モルタデッラ:ランブルスコと最高の組み合わせ
- パルミジャーノ・レッジャーノ:ランブルスコや、熟成したサンジョヴェーゼと
- ボロネーゼ(ミートソース)、ラザニア:サンジョヴェーゼやランブルスコと
- トルテッリーニ:ランブルスコや白ワインと
日本の食卓なら、焼肉や唐揚げ、餃子などのこってりした料理にランブルスコがよく合います。生ハムに合うワインもどうぞ。
よくある質問
ランブルスコは甘いですか?
辛口(セッコ)から甘口(ドルチェ)まであります。ラベルの「Secco」は辛口、「Amabile」はやや甘口、「Dolce」は甘口の目安です。
ランブルスコは冷やして飲む?
赤ワインですが、スパークリングなので10℃前後にしっかり冷やして飲むのがおすすめです。
ほかの国・地域も見てみる → ブドウ品種図鑑/トップページの「世界のワイン産地めぐり」から探せます。
エミリア・ロマーニャのワインの歴史
エミリア・ロマーニャ州は、古代ローマの道「エミリア街道」に沿って栄えた州です。州の西側の「エミリア」と、東側の「ロマーニャ」は、歴史的に別の地域で、食文化やワインも違います。
ランブルスコは、古代ローマ時代から野生のブドウとして知られ、ローマの詩人ウェルギリウスも書き残しているといわれます。
エミリア・ロマーニャの気候と土地
ポー川流域の平野が広がり、夏は暑く湿気が多く、冬は霧が多い気候です。平野部ではランブルスコ、南のアペニン山脈のふもとの丘ではサンジョヴェーゼなどが育ちます。
はじめての1本の選び方
- ランブルスコは「セッコ(辛口)」「アマービレ(やや甘口)」「ドルチェ(甘口)」の表示を確認
- 辛口が好きなら「ランブルスコ・ディ・ソルバーラ」や「ランブルスコ・グラスパロッサ」の「セッコ」がおすすめ
- 1,500〜2,500円くらいで、おいしい1本が見つかります
エミリア・ロマーニャを旅するなら
エミリア・ロマーニャは「イタリアの台所」と呼ばれる美食の州です。パルマの生ハムとパルミジャーノ・レッジャーノ、モデナのバルサミコ酢、ボローニャのボロネーゼ(ラグー)やモルタデッラなど、名物がたくさんあります。
フェラーリやランボルギーニの本社がある「モーターバレー」としても知られています。
エミリア・ロマーニャの豆知識
- 管理人のワイン日記でも、ランブルスコ・ディ・ソルバーラを紹介しています。こってりした料理と合わせると、泡がさっぱりさせてくれます





