バロッサ・ヴァレーは、オーストラリア南部、アデレードの北東にある、オーストラリアを代表するワイン産地です。濃厚で力強い「シラーズ(シラー)」の産地として、世界中のワイン好きに知られています。
バロッサ・ヴァレーってどんなところ?
19世紀にドイツ系の移民が入植し、ブドウ栽培を始めた歴史があります。今もドイツ風の町並みやパン、ソーセージなどの食文化が残っています。
夏は暑く乾燥した気候で、ブドウはしっかり熟し、果実味の濃いワインになります。また、オーストラリアには害虫フィロキセラの被害を受けなかった地域が多く、バロッサには樹齢100年を超える古木(オールドヴァイン)が今も残っています。古木から造られるワインは、凝縮した味わいで特に高く評価されています。
代表的なブドウ品種
シラーズ(シラー)
バロッサの主役です。ブラックベリーやプラムのジャムのような濃厚な果実味に、チョコレートやスパイス、樽由来のバニラの香り。フランスのシラーよりも、果実味がたっぷりで、まろやかな味わいのものが多いです。
グルナッシュ、ムールヴェードル
グルナッシュやムールヴェードルも古くから栽培されていて、シラーズとブレンドした「GSM」と呼ばれる赤ワインも人気があります。
エデン・ヴァレーのリースリング
バロッサ・ヴァレーのとなり、標高の高いエデン・ヴァレーでは、ライムのような爽やかな香りの、キリッとした辛口のリースリングが造られています。
バロッサ・ヴァレーのワインに合う料理
- BBQ、ステーキ:シラーズと
- ラム肉のグリル:シラーズやGSMと
- スパイシーな料理:シラーズと
- 魚介、アジア料理:エデン・ヴァレーのリースリングと
オーストラリア全体についてはオーストラリアのワインもどうぞ。
ほかの国・地域も見てみる → ブドウ品種図鑑/トップページの「世界のワイン産地めぐり」から探せます。
バロッサ・ヴァレーのワインの歴史
バロッサ・ヴァレーは、オーストラリア南部の都市アデレードの北東にある、オーストラリアを代表するワイン産地です。1840年代に、ドイツのシレジア地方からの移民たちがこの地に住み着き、ワイン造りを始めました。いまでも、ドイツ風の教会や、ソーセージなどの食文化が残っています。
19世紀後半、ヨーロッパの畑がフィロキセラという害虫で壊滅したとき、南オーストラリア州は厳しい検疫によって被害を免れました。そのため、バロッサには樹齢100年を超える古木のブドウが今も残っています。
バロッサ・ヴァレーの気候と土地
夏は暑く乾燥した気候で、ブドウがよく熟します。隣接する標高の高いエデン・ヴァレーは、涼しく、上品なリースリングで有名です。
バロッサ・ヴァレーの主な産地・銘柄
バロッサ・ヴァレー|濃厚なシラーズ
完熟したブラックベリーやチョコレート、スパイスの香りがある、濃厚で力強いシラーズが造られます。
エデン・ヴァレー|リースリング
バロッサの隣の高地で、ライムのような香りのすっきりしたリースリングが造られます。
バロッサ・ヴァレーで育つ主なブドウ品種
シラーズ(シラー)(黒)
バロッサの主役。古木のシラーズは特に高く評価されています。
グルナッシュ・ムールヴェードル(黒)
シラーズとブレンドした「GSM」という赤ワインも人気です。
リースリング(白)
エデン・ヴァレーの名物。
ラベルの見方
古木から造られたワインには「Old Vine」と書かれていることがあります。バロッサでは、樹齢によって「Old Vine(35年以上)」「Survivor Vine(70年以上)」「Centurion Vine(100年以上)」「Ancestor Vine(125年以上)」という独自の表示があります。
バロッサ・ヴァレーのワインと料理
濃厚なシラーズは、BBQ、スペアリブ、ラムチョップ、スパイスの効いたソーセージと合わせてみてください。
バロッサ・ヴァレーの豆知識
- オーストラリアを代表する高級ワイン「ペンフォールズ グランジ」も、バロッサのシラーズを主体に造られています
オーストラリアのワインもどうぞ。







