山梨と並ぶ日本の代表的なワイン産地、長野県(信州)。近年はワイナリーの数が増え、高品質なワインの産地として注目されています。
このページでは、長野のワインの特徴と、代表的なブドウ品種をやさしく解説します。
長野がワイン造りに向いている理由
- 標高が高く冷涼:ブドウの酸味が保たれ、上品な味わいになりやすい
- 雨が少ない:日本の中では降水量が少なく、ブドウの病気が出にくい
- 日照時間が長い:ブドウがしっかり熟す
- 昼夜の寒暖差が大きい:色づきや香りがよくなる
長野の代表品種
ヨーロッパ系の品種の栽培が盛んで、特にメルロとシャルドネの評価が高いことで知られています。
ほかにも、ピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブラン、コンコードやナイアガラといった生食用としても知られるブドウから造るワインなど、多彩なワインが造られています。
主な産地
- 桔梗ヶ原(塩尻市):日本のメルロの産地として古くから知られる
- 千曲川流域:小さなワイナリーが数多く誕生している注目のエリア
- 日本アルプス周辺(安曇野など):山々に囲まれた冷涼な産地
- 天竜川流域:県南部の産地
信州ワインバレー構想と地理的表示
長野県は「信州ワインバレー構想」を掲げ、県内のワイン産業の振興に取り組んでいます。また、長野県のワインは地理的表示(GI)「長野」に指定されています。
日本のほかの産地は日本のワインや山梨ワインの特徴でも紹介しています。
よくある質問
長野のメルロはどんな味わいですか?
冷涼な気候を反映して、果実味に加えてきれいな酸味があり、上品でバランスのよい味わいのものが多いといわれます。
長野のワインに合う料理は?
信州のジビエ料理や、きのこ料理、そばなどの郷土料理とも合わせてみてください。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
長野のワインの歴史
長野県のワイン造りは明治時代に始まり、戦後は塩尻市の桔梗ヶ原を中心にコンコードなどのブドウでワインが造られていました。1970年代に、桔梗ヶ原でメルロの栽培が始まり、1989年には国際的なワインコンクールで金賞を受賞。日本のメルロの名産地として知られるようになりました。
2013年には、県が「信州ワインバレー構想」を掲げ、ワイナリーの数が大きく増えています。
長野の気候と土地
標高が高く(多くの畑が標高500〜900m)、雨が少なく、日照時間が長い気候です。昼夜の寒暖差が大きく、色づきのよいブドウと、きれいな酸味が育ちます。
長野の主な産地・銘柄
桔梗ヶ原ワインバレー(塩尻市)
長野のワイン造りの中心。メルロで有名です。
千曲川ワインバレー(東御市・上田市など)
近年、小さなワイナリーが次々に誕生しているエリア。
日本アルプスワインバレー(安曇野市・大町市など)
北アルプスのふもとの産地。
天竜川ワインバレー・八ヶ岳西麓
南信や諏訪方面にも産地が広がっています。
長野で育つ主なブドウ品種
メルロ(黒)
長野を代表する品種。
シャルドネ(白)
長野のシャルドネは国内外で評価されています。
ソーヴィニヨン・ブラン(白)
冷涼な気候を生かした、さわやかなワインが造られます。
ナイアガラ・コンコード
ジュースにも使われるアメリカ系品種で、甘口のワインにもなります。
ラベルの見方
2021年に「長野」が日本ワインの地理的表示(GI)に指定されました。また、県独自の「長野県原産地呼称管理制度」もあり、認定を受けたワインにはシールが貼られています。
長野のワインと料理
長野のメルロは、信州牛のステーキや、鹿肉、きのこ料理と好相性。シャルドネは、川魚の塩焼きや野沢菜のおやき、ソーヴィニヨン・ブランは山菜の天ぷらと合わせてみてください。
長野の豆知識
- ワイナリー巡りがしやすいよう、ワインツーリズムのイベントも開催されています
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