ワインの基礎知識

ワインのヴィンテージとは?意味と、当たり年・外れ年の考え方

    ネッビオーロを動物に例えた鷹のイラスト

    ワインのラベルに書かれている「2020」「2018」などの数字。これはヴィンテージと呼ばれ、ブドウを収穫した年を表しています。

    このページでは、ヴィンテージの意味と、ワイン選びでどのくらい気にすればいいのかをやさしく解説します。

    ヴィンテージ=ブドウを収穫した年

    ワインのヴィンテージは、瓶に詰めた年ではなく、原料のブドウを収穫した年のことです。

    ワインはブドウだけから造られるお酒なので、その年の天候(日照・雨・気温)がブドウの出来に直結し、ワインの味わいにも表れます。

    当たり年・外れ年とは?

    天候に恵まれ、ブドウがよく熟した年は「当たり年(グレート・ヴィンテージ)」と呼ばれ、濃厚で長期熟成に向くワインが生まれやすくなります。

    一方、雨が多かったり寒かったりした年は、軽やかなワインになりやすい傾向があります。ただし、軽やかなワインは早くから飲みやすいという魅力もあり、一概に「外れ」とはいえません。

    ヴィンテージの影響を受けやすい産地

    天候が年によって変わりやすいヨーロッパの冷涼な産地(フランスのボルドーやブルゴーニュなど)は、ヴィンテージによる差が大きいといわれます。

    一方、毎年安定して晴れて暖かい新世界の産地(チリやオーストラリアなど)は、年による差が比較的小さい傾向があります。

    ノン・ヴィンテージとは?

    複数の年のワインをブレンドして造るワインは、ラベルにヴィンテージが書かれず「ノン・ヴィンテージ(NV)」と呼ばれます。シャンパーニュに多く、毎年安定した味わいを保てるのが特徴です。くわしくはシャンパンとスパークリングワインの違いもどうぞ。

    日常のワイン選びではどのくらい気にすべき?

    毎日気軽に飲む手頃なワインなら、ヴィンテージはあまり気にしなくて大丈夫です。多くは早めに飲むように造られているので、新しいヴィンテージのものを選べばOK。

    高価なワインや、熟成させて楽しむワインを選ぶときに、ヴィンテージを参考にするとよいでしょう。

    よくある質問

    古いヴィンテージのワインほどおいしいのですか?

    すべてのワインが熟成でおいしくなるわけではありません。多くのワインは数年以内に飲むのが前提で造られています。

    自分の生まれ年のワインは手に入りますか?

    長期熟成に向くワインなら、専門店で見つかることがあります。記念日のプレゼントにも人気です。

    ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)

    ヴィンテージが味に影響する理由

    ブドウは農作物なので、その年の天候によって、出来が変わります。暑く乾燥した年は、ブドウがよく熟して、果実味豊かで力強いワインになりやすいです。涼しく雨の多い年は、酸味がしっかりした、軽やかなワインになりやすいです。

    ただし、「外れ年」といわれる年でも、腕のいい生産者は、ブドウを丁寧に選んで、おいしいワインを造ります。

    ヴィンテージ・チャートとは

    産地ごとに、各年のブドウの出来を点数や星で表した表のことです。ワインショップやワインの専門誌などで公開されています。高級ワインを選ぶときや、熟成させるワインを選ぶときの参考になります。

    記念の年のワインを贈る

    生まれた年や、結婚した年のヴィンテージのワインは、記念日のプレゼントとして人気です。長期熟成できるボルドーやポートワインなどは、古いヴィンテージも見つけやすいです。ワインのプレゼントもどうぞ。

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