ワインの基礎知識

ワインの色でわかること|赤・白の色の濃さと熟成による変化

    ネッビオーロを動物に例えた鷹のイラスト

    グラスに注いだワインの色。じっくり見てみると、同じ赤ワインでも、透き通るような明るい赤から、向こうが見えないほどの濃い紫まで、さまざまです。

    このページでは、ワインの色から読み取れることをやさしく解説します。

    色を見るときのコツ

    • 白い紙やテーブルクロスの上で、グラスを少し傾ける
    • グラスの中心(濃さ)と、縁(色合い)を見る
    • 明るい場所で見る

    赤ワインの色でわかること

    色の濃さは品種の目安

    果皮の厚い品種ほど色が濃くなる傾向があります。カベルネ・ソーヴィニヨンやマルベック、シラーは濃い色、ピノ・ノワールやガメイは明るく透き通った色になりやすいです。

    意外な例外:ネッビオーロ

    バローロの原料ネッビオーロは、色が淡めなのに、渋みと酸味がとても強いことで知られています。色だけで味わいを決めつけられないのも、ワインのおもしろいところです。

    熟成による変化

    若い赤ワインは紫がかった色をしていますが、熟成が進むにつれて、縁のほうからレンガ色やオレンジがかった色に変わっていきます。

    白ワインの色でわかること

    • 緑がかった淡い色:若くて爽やかなワインに多い(ソーヴィニヨン・ブランなど)
    • 濃い黄色・黄金色:樽熟成したワイン、熟成したワイン、甘口ワインに多い
    • 琥珀色:長く熟成した甘口ワインや、オレンジワインなど

    白ワインは、赤ワインとは逆に、熟成すると色が濃くなっていきます。

    暖かい産地は色が濃くなりやすい

    日照に恵まれた温暖な産地のブドウは、よく熟して色素も多くなるため、色の濃いワインになりやすい傾向があります。くわしくはニューワールドとオールドワールドの違いもどうぞ。

    よくある質問

    色が濃いワインほど重いのですか?

    傾向としてはありますが、ネッビオーロのように例外もあります。色はあくまで目安のひとつとして楽しみましょう。

    ワインの色が茶色っぽくなっているのは劣化ですか?

    長く熟成したワインならレンガ色になるのは自然なことです。ただし、若いワインが茶色く変色している場合は、保存状態が悪く酸化が進んでいる可能性があります。

    ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)

    ロゼ・オレンジワインの色

    ロゼワインは、淡いサーモンピンクから濃いチェリーピンクまで、果皮と漬け込む時間で色が変わります。オレンジワインは、白ブドウを果皮ごと漬け込むため、琥珀色やオレンジ色になります。

    品種による色の違い

    グラスの縁の色に注目

    グラスを傾けて、ワインの縁(ふち)の色を見ると、熟成の度合いが分かります。若い赤ワインは縁が紫色、熟成すると縁がオレンジやレンガ色になります。

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