ワインの基礎知識

ワインの澱(おり)とは?飲んでも大丈夫?正体と取り除き方

    カベルネ・ソーヴィニヨンを動物に例えたライオンのイラスト

    ワインを注いでいたら、底に黒っぽいかすや、キラキラした結晶が出てきてびっくり…という経験はありませんか?これは澱(おり)と呼ばれるもので、多くの場合は心配いりません。

    このページでは、ワインの澱の正体と、上手な取り除き方を紹介します。

    赤ワインの澱の正体

    赤ワインの澱は、主にポリフェノール(色素やタンニン)が結びついて固まったものです。熟成が進むにつれて、少しずつ瓶の底や側面にたまっていきます。

    長く熟成した赤ワインや、ろ過をあまりしない造り方のワインに出やすい傾向があります。

    白ワインのキラキラした結晶の正体

    白ワインの底に見られる、ガラスのかけらのような透明な結晶は、酒石(しゅせき)と呼ばれます。ブドウに含まれる酒石酸が、ワインが冷やされたときに結晶になったものです。「ワインのダイヤモンド」と呼ばれることもあります。

    澱は飲んでも大丈夫?

    澱も酒石も、ワインやブドウの成分からできたものなので、体に害はありません。ただし、口当たりがざらついたり、渋みや苦みを感じたりするので、なるべくグラスに入れないように注ぐのがおすすめです。

    澱を取り除く方法

    • 飲む前日〜数時間前からボトルを立てておき、澱を底に沈める
    • 注ぐときはゆっくり傾け、最後の少しはボトルに残す
    • 澱が多いときは、デキャンタにゆっくり移し替える
    • 茶こしやコーヒーフィルターでこす方法もある

    澱が出やすいワインの品種

    長期熟成に向く、タンニンの多い赤ワインに出やすい傾向があります。

    よくある質問

    澱があるワインは品質が悪いのですか?

    そんなことはありません。むしろ、長く熟成したワインや、自然な造り方を大切にしたワインに見られることが多いものです。

    にごったワインは飲んでも大丈夫?

    自然派ワインなど、あえてろ過をしないで造られたワインは、にごっていることがあります。異臭がなければ、品質の問題ではありません。

    ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)

    澱が出るのは良いワインのサイン?

    澱が出ているからといって、必ずしも高品質なワインというわけではありません。ただ、ろ過を最小限にしたワインや、長く熟成させたワインに澱が出やすいので、「手をかけて造られたワイン」のひとつの目安にはなります。

    澱のあるワインを飲む前の準備

    • 飲む1〜2日前からボトルを立てておき、澱を底に沈める
    • 注ぐときはゆっくりと、ボトルを揺らさない
    • 最後の少しは、グラスに注がずに残す
    • デキャンタージュをすると、澱を取り除きやすい

    あわせて読みたい

    デキャンタ、熟成ワインもどうぞ。

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