シャルドネとソーヴィニヨン・ブランは、世界でもっとも人気のある白ワイン用のブドウ品種です。どちらも辛口の白ワインになることが多いですが、香りも味わいも、まったく違う個性を持っています。
このサイトでは、どんな環境でも輝く「ユニコーン」にシャルドネを、爽やかでのびのびした「羊」にソーヴィニヨン・ブランを例えています。
ひと目でわかる違い
| シャルドネ | ソーヴィニヨン・ブラン | |
|---|---|---|
| 動物に例えると | ユニコーン(気高く、どんな環境でも輝く) | 羊(爽やかでのびのび) |
| 香り | リンゴ、レモン、パイナップル。樽熟成ならバターやナッツ | グレープフルーツ、ライム、刈りたての草、ハーブ |
| 酸味 | ほどよい | キリッと強め |
| コク | すっきりからコクのあるものまで幅広い | 軽やかでシャープ |
| 樽熟成 | することが多い(しないものもある) | あまりしない(フレッシュな香りを生かす) |
| 代表的な産地 | ブルゴーニュ、シャブリ、カリフォルニア | ロワール(サンセール)、ニュージーランド |
| 合う料理 | クリームパスタ、グラタン、白身魚のムニエル | サラダ、カルパッチョ、天ぷら、山羊のチーズ |
違い1:香りの個性
ソーヴィニヨン・ブランは、とにかく香りがはっきりしているのが特徴です。グレープフルーツやライムのような柑橘、刈りたての草やハーブのような青々しい香りが、グラスに注いだ瞬間から広がります。
一方、シャルドネは、品種そのものの香りが比較的おだやかなのが特徴です。そのぶん、産地の気候や造り方の個性を映しやすく、「造り手のキャンバス」とも呼ばれます。
違い2:樽熟成するかどうか
シャルドネは、樽で熟成させることが多く、そうするとバニラやトースト、バターやナッツのような香りが加わり、まろやかでコクのある白ワインになります。ソーヴィニヨン・ブランは、爽やかな香りを生かすため、ステンレスタンクで造ることが多い品種です。樽については樽熟成とはで紹介しています。
違い3:産地による違い
どちらの品種も、産地によって味わいが大きく変わります。シャルドネは、冷涼なシャブリではキリッと、温暖なカリフォルニアではトロピカルでリッチに。ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのサンセールでは上品でミネラル感があり、ニュージーランドのマールボロではパッションフルーツのように華やかになります。
くわしくはシャブリとは、サンセールとは、マールボロとはもどうぞ。
違い4:合う料理
コクのあるシャルドネは、クリームやバターを使った料理と相性抜群。キリッとしたソーヴィニヨン・ブランは、サラダやハーブを使った料理、魚介のマリネ、天ぷらなど、さっぱりした料理とよく合います。
どっちを選べばいい?
- 爽やかでキリッとした白が飲みたい:ソーヴィニヨン・ブラン
- まろやかでコクのある白が飲みたい:樽熟成のシャルドネ
- すっきりしつつ上品な白がいい:シャブリなど冷涼な産地のシャルドネ
- 香りを楽しみたい:ソーヴィニヨン・ブラン
飲み比べると違いがよくわかるので、ぜひ2本並べて試してみてください。管理人は、ハーブ感のあるソーヴィニヨン・ブランが好みです。
ほかの国・地域も見てみる → ブドウ品種図鑑/トップページの「世界のワイン産地めぐり」から探せます。
同じ産地で飲み比べるなら
フランス・ブルゴーニュのシャルドネ(シャブリなど)と、ロワールのソーヴィニヨン・ブラン(サンセールなど)は、フランスの白ワインの2大スタイル。ニュージーランドでは、同じ生産者が両方を造っていることも多く、飲み比べにぴったりです。
樽の有無で印象が変わる
シャルドネは、樽を使うかどうかで味わいが大きく変わります。樽を使わないシャルドネ(シャブリなど)は、すっきりしていて、ソーヴィニヨン・ブランに近く感じることもあります。違いを知りたいときは、樽熟成したシャルドネと比べるのがおすすめです。
管理人は
管理人は、ハーブ感のあるソーヴィニヨン・ブランが好きです。
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