「ワインの王、王のワイン」と称されるイタリアの赤ワイン、バローロ。イタリアワインの中でも、特に格式の高いワインとして知られています。
このページでは、バローロの特徴と楽しみ方をやさしく解説します。
管理人のひとこと
重めの赤ワインが好きで、イタリアワインを勉強中の私にとって、バローロは憧れのワインのひとつです。特別な日に、ゆっくり味わいたい1本です。(管理人について)
バローロとは?
バローロは、イタリア北西部ピエモンテ州のバローロ村周辺で造られる赤ワインです。ブドウ品種はネッビオーロ100%で造られ、イタリアの最上位格付けDOCGに認定されています。
かつてイタリアの王族に愛されたことから、「ワインの王、王のワイン」と呼ばれるようになったといわれます。
バローロの味わい
色は意外にも淡めのガーネット色ですが、味わいは力強く、しっかりした渋みと酸味が特徴です。バラやスミレ、チェリーの香りに、熟成するとタールやトリュフ、なめし革のような複雑な香りが加わります。
若いうちは渋みがとても強いため、長く熟成させてから飲むのが伝統的な楽しみ方です。
熟成期間のルール
バローロは、収穫した年の翌年から数えて最低38か月(そのうち樽で18か月以上)の熟成が必要と決められています。さらに長く熟成させた「リゼルヴァ」は、最低62か月の熟成が必要です。
バローロとバルバレスコの違い
バローロ…力強く、重厚。長期熟成向き。「王」にたとえられる
バルバレスコ…同じネッビオーロから造られるが、エレガントで繊細。比較的早くから楽しめる。「女王」にたとえられる
バローロに合う料理
- 牛肉の赤ワイン煮込み(ブラザート)
- トリュフを使ったパスタやリゾット
- ジビエ料理
- 熟成したハードチーズ
渋みが強いので、デキャンタージュして空気に触れさせてから飲むのもおすすめです。
よくある質問
バローロは何年くらい熟成させるのがいいですか?
生産者やヴィンテージによりますが、10年以上熟成させると本来の魅力が開くといわれることもあります。
手頃にネッビオーロを楽しむには?
「ランゲ・ネッビオーロ」など、同じピエモンテ州で造られる、より手頃なネッビオーロのワインもあります。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
バローロのワインの歴史
バローロは、イタリア北西部ピエモンテ州のランゲ地方で造られる赤ワインです。19世紀半ばまでは、甘口のワインとして造られていたといわれます。
フランスの醸造家の指導などを経て、辛口の長期熟成型ワインに生まれ変わり、サヴォイア王家に愛されたことから「ワインの王、王のワイン」と呼ばれるようになりました。
バローロの気候と土地
アルプスの山々に囲まれ、冬は寒く、秋には霧が立ちこめる大陸性気候です。ネッビオーロの名前は、この霧(ネッビア)に由来するといわれています。
バローロの主な産地・銘柄
バローロ村・ラ・モッラ村
香りが華やかで、比較的やわらかいスタイルのバローロが多いといわれます。
セッラルンガ・ダルバ村・モンフォルテ・ダルバ村
力強く、長い熟成を必要とする、骨格のしっかりしたバローロが多いといわれます。
カスティリオーネ・ファッレット村
両方の特徴をあわせ持つといわれる村です。
バローロで育つ主なブドウ品種
ネッビオーロ(黒)
バローロは、ネッビオーロ100%で造られます。色は淡めですが、渋みと酸味が非常に強く、バラやスミレ、タールのような香りが特徴です。
ラベルの見方
バローロは、最低38か月(うち木樽で18か月)の熟成が義務付けられています。リゼルヴァは62か月以上です。
最近は、「MGA(追加地理言及)」と呼ばれる畑の名前がラベルに書かれることも増えています。ブルゴーニュの畑のように、畑ごとの個性を楽しむワインになっています。
バローロのワインと料理
バローロは、白トリュフのパスタ(タヤリン)、牛肉のバローロ煮込み(ブラザート)、ジビエ、熟成したパルミジャーノ・レッジャーノなどと合わせてみてください。
はじめての1本の選び方
- バローロは高価なワインが多いので、はじめては、同じネッビオーロから造られる「ランゲ・ネッビオーロ」で味わいを知るのもおすすめです
- 開けるときはデキャンタージュをして、大ぶりのグラスで
バローロの豆知識
- 1980〜90年代には、伝統的な大樽派と、小さなフレンチオーク樽を使うモダン派の「バローロ戦争」と呼ばれる論争がありました
ピエモンテもどうぞ。





