イタリアワインのボトルの首に、ピンクや緑の帯(シール)が巻かれているのを見たことはありませんか?あれはDOCGという、イタリアワインの最上級の格付けを表す証です。
このページでは、DOCGをはじめとしたイタリアワインの格付けをやさしく解説します。
DOCGとは?
DOCGは「Denominazione di Origine Controllata e Garantita(デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ)」の略で、「統制保証付き原産地呼称」と訳されます。
産地・品種・収穫量・熟成期間などの厳しいルールを守り、さらに公的な品質検査に合格したワインだけが名乗れる、イタリアワインの最上位カテゴリーです。
イタリアワインの格付け
DOCG…最上位。ボトルの首に政府認証のシールが付く
DOC…産地ごとのルールを守った原産地呼称ワイン
IGT…地域名を名乗れる、ルールがゆるやかなワイン
ヴィーノ(Vino)…テーブルワイン
現在はEUの制度に合わせて、DOCGとDOCをまとめて「DOP」、IGTを「IGP」と表示することもあります。
IGTにも、トスカーナの「スーパー・タスカン」のように、ルールにとらわれず造られた高品質なワインがあります。
代表的なDOCGワインとブドウ品種
- バローロ・バルバレスコ(ピエモンテ州)…ネッビオーロ
- キャンティ・クラシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(トスカーナ州)…サンジョヴェーゼ
- アスティ、モスカート・ダスティ(ピエモンテ州)…モスカート
- プロセッコ・スペリオーレ(コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ)(ヴェネト州)…グレーラ
よくある質問
DOCGのワインは必ずおいしいですか?
DOCGは品質の基準を満たした証ですが、好みに合うかどうかは別です。いろいろ飲み比べて、自分の好きなワインを見つけましょう。
イタリアワインの特徴をもっと知りたいです。
イタリアのワインの記事で、代表的な品種と特徴を紹介しています。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)
DOCGの見分け方
DOCGのワインには、ボトルの首に「DOCG」と書かれたピンク色や緑色などの帯(政府認証のシール)が付いています。このシールには番号が振られていて、生産量が管理されています。
州別・代表的なDOCG
- ピエモンテ:バローロ、バルバレスコ、アスティ、ガヴィ
- トスカーナ:キャンティ、キャンティ・クラシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ
- ヴェネト:アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ、ソアヴェ・スペリオーレ、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ
- ロンバルディア:フランチャコルタ、ヴァルテッリーナ・スペリオーレ
- カンパーニャ:タウラージ、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ、グレコ・ディ・トゥーフォ
- ウンブリア:モンテファルコ・サグランティーノ
- サルデーニャ:ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ
IGTにもおいしいワインがある
トスカーナの「スーパータスカン」と呼ばれる高級ワインの多くは、DOCのルールに縛られずに自由に造るため、あえて「IGT」として出荷されています。格付けが低くても、品質が低いとは限りません。トスカーナもどうぞ。







