いちごやぶどう、柿に桃。食後にワインを飲みながら果物をつまみたいとき、「どのワインが合うの?」「果物には赤?白?」と迷うことはありませんか。
このページでは、フルーツに合うワインと、いちご・ぶどう・柿・洋梨・マンゴー・みかんなど果物別のおすすめのブドウ品種、合わせるときのコツを紹介します。
先に結論:フルーツに合うワインは赤?白?
・甘いフルーツには、やや甘口の白や甘口の泡。果物と同じくらいの甘さのワインを選ぶと、ワインが酸っぱく感じません。迷ったら、微発泡で甘いモスカートが合わせやすいです
・いちご・ぶどうなどのベリー系には、軽い赤やロゼ。ピノ・ノワールやロゼワインの赤い果実の香りが、果物の香りと重なります
・柿・洋梨・桃など香りのやさしい果物には、リースリング。果実の香りと酸味のバランスがよく、果物のみずみずしさを引き立てます
フルーツに合うワインの選び方
果物は、甘さ・酸味・香りがはっきりしていて、しかも種類によって大きく違います。いちごのように甘酸っぱいもの、柿や桃のように甘くて酸味の少ないもの、みかんやグレープフルーツのように酸味の強いものでは、合うワインも変わります。
選ぶときのポイントは3つです。1つ目は、果物と同じくらいか、少し甘いワインを選ぶこと。辛口のワインを甘い果物に合わせると、果物の甘さに負けてワインが酸っぱく、苦く感じやすくなります。2つ目は、果物と似た香りのワインを選ぶこと。いちごには赤い果実の香りの赤やロゼ、桃や洋梨には白い花や白い果実の香りの白というように、香りを重ねると自然になじみます。3つ目は、渋みの強い重い赤は避けること。果物の酸味と赤ワインの渋みが重なると、口の中がきしむように感じます。
チーズと一緒に盛り合わせるならチーズに合うワイン、生ハムメロンは生ハムに合うワイン、レーズンや干しいちじくなどのドライフルーツは枝豆・ナッツ・ドライフルーツに合うワインでも紹介しています。
フルーツに合うおすすめのブドウ品種
動物のイラストをタップすると、それぞれの品種の詳しい特徴がわかります。
モスカート(ミツバチ)
マスカットのような華やかな香りと、はちみつのようなやさしい甘さが特徴の白ブドウです。イタリアの「モスカート・ダスティ」のような微発泡の甘口タイプは、アルコール度数が低めで、果物のデザートに気軽に合わせられます。ぶどう(とくにマスカット)や桃、フルーツの盛り合わせなど、甘い果物全般と相性がよく、迷ったときの1本としておすすめです。
リースリング(ペンギン)
青りんごや白い花のようなさわやかな香りと、きれいな酸味が特徴の白ブドウです。辛口からやや甘口、甘口まで幅があり、果物に合わせるなら、ラベルにドイツ語で「Kabinett(カビネット)」や「Spätlese(シュペートレーゼ)」と書かれた、やや甘口のものが合わせやすいです。柿や洋梨、りんご、桃のように、甘くて香りのやさしい果物のみずみずしさを引き立てます。
ゲヴュルツトラミネール(ハナカマキリ)
ライチやバラのような、はっきりした甘い香りが特徴の白ブドウです。香りが強いので、やさしい果物には強すぎることもありますが、マンゴーやパイナップル、ライチのような南国の果物とは、香りの強さが釣り合います。少し甘さの残るタイプを選ぶと、果物の甘さともなじみます。
ピノ・ノワール(蝶)
いちごやさくらんぼのような赤い果実の香りと、渋みの少ない軽やかな味わいが特徴の黒ブドウです。赤ワインを果物に合わせたいときは、この品種のように渋みの少ないものを選びましょう。いちごやさくらんぼ、ブルーベリーなどのベリー類と香りが重なり、果物をそのままつまみながら楽しめます。少し冷やすと、さらに合わせやすくなります。
種類別の早見表
| フルーツ | おすすめのワイン | 合わせるポイント |
|---|---|---|
| いちご | ピノ・ノワール、ロゼワイン | 甘酸っぱさに、赤い果実の香りの軽い赤やロゼ |
| ぶどう(巨峰・ピオーネ) | ピノ・ノワール、ガメイ | 黒ぶどうの香りに、渋みの少ない軽い赤 |
| ぶどう(シャインマスカット) | モスカート | マスカットの香りどうしが重なる、甘口の泡 |
| 柿 | リースリング(やや甘口) | 酸味の少ないやさしい甘さに、酸味のある白で引き締め |
| 洋梨・ラ・フランス | リースリング | みずみずしい甘さと香りに、白い果実の香りの白 |
| りんご | リースリング、シュナン・ブラン | りんごのさわやかな酸味に、酸味のある白 |
| 桃 | モスカート | とろりとした甘さに、華やかな香りの甘口 |
| マンゴー・パイナップル | ゲヴュルツトラミネール | 南国の濃い香りに、香りの強い白 |
| みかん・オレンジ | モスカート | 柑橘の酸味に、甘さのある泡でまろやかに |
| メロン(生ハムメロン) | モスカート、生ハムに合うワイン | メロンだけなら甘口、生ハムと一緒なら辛口の泡も |
| フルーツの盛り合わせ | モスカート、ロゼワイン | いろいろな果物に合わせやすい、甘めで軽いワイン |
避けたい組み合わせ
- 甘い果物と、辛口で酸味の強い白:果物の甘さが勝ち、ワインの酸味がとがって感じやすくなります。甘い果物には甘口ワインややや甘口のワインを合わせましょう。
- 果物と、渋みの強い重い赤:果物の酸味とワインの渋みが重なり、口の中が渋く、金属のように感じることがあります。カベルネ・ソーヴィニヨンのような重い赤より、渋みの少ない軽い赤を選びましょう。
- グレープフルーツなど酸味・苦みの強い柑橘と、ワイン全般:柑橘の強い酸味と苦みで、ワインの味がわかりにくくなります。柑橘はワインと一緒に食べるより、はちみつをかけるなど甘さを足すと合わせやすくなります。
よくある質問
フルーツに赤ワインは合いますか?
渋みの少ない軽い赤なら合います。いちごやさくらんぼ、黒ぶどうなどの赤や黒の果物には、ピノ・ノワールやガメイのような、赤い果実の香りの軽い赤がおすすめです。反対に、柑橘や南国の果物には赤より白や甘口の泡のほうが合わせやすいです。
家に辛口のワインしかないときは?
甘さ控えめの果物や、甘さ以外の味を足した食べ方がおすすめです。たとえば、りんごや洋梨をチーズと一緒に食べる、いちごに少しこしょうをふる、果物を生ハムで巻くなど、塩気やコクを足すと辛口のワインとも合わせやすくなります。
ワインに合わせるフルーツを1つ選ぶなら?
ぶどうがおすすめです。ワインと同じ果物なので香りが自然になじみ、マスカット系ならモスカート、巨峰のような黒ぶどうなら軽い赤と、ワインの色に合わせて選べます。
フルーツを使ったワインの飲み方はありますか?
赤ワインに切った果物を漬け込んでつくるサングリアがあります。オレンジやりんご、いちごなどを入れて冷やすだけで、果物とワインを一緒に楽しめます。飲みきれなかったワインの使い道としても便利です。







