クリスマスやパーティーの定番、フライドチキン。揚げた鶏肉なので「白ワイン?ビールのほうが合う?」と迷う人も多いのではないでしょうか。
このページでは、プレーン・スパイシー・バーベキューソースなど味付けや食べ方別に、フライドチキンに合うワインとおすすめのブドウ品種を紹介します。
先に結論:フライドチキンに赤ワイン?白ワイン?
・いちばん合わせやすいのは辛口のスパークリングワイン。泡と酸味が衣の油をすっきり流してくれます
・白なら、すっきりしたシャルドネやハーブの香りのソーヴィニヨン・ブラン
・スパイスの効いた辛いチキンには、冷やしたロゼも気軽で合わせやすい
フライドチキンに合うワインの選び方
フライドチキンは、下味をつけた骨付きの鶏肉に衣をつけて揚げた料理です。ジューシーな鶏肉のうま味に、衣の油とこしょうやハーブなどのスパイスの香りが加わるのが特徴です。
ワイン選びでは、まず油をさっぱりさせる酸味や泡があるかを見ます。鶏肉そのものはやさしい味なので、渋みの強い重い赤よりも、白・スパークリング・軽い赤のほうが合わせやすくなります。そのうえで、スパイスの強さや、ソースをつけるかどうかでワインを選び分けると失敗が少なくなります。
同じ揚げた鶏肉でも、しょうゆやにんにくで下味をつける唐揚げとは少し合わせ方が変わります。唐揚げの合わせ方は唐揚げに合うワインで紹介しています。
フライドチキンに合うおすすめのワイン
辛口のスパークリングワイン
フライドチキンにいちばん合わせやすいのが、辛口のスパークリングワインです。泡とキリッとした酸味が口の中の油を洗い流し、次のひと口をまた軽く食べられます。クリスマスの乾杯からそのまま食事まで通せるのも便利です。手ごろな価格なら、スペインのカヴァやイタリアのプロセッコから選ぶと気軽です。シャンパンとの違いはシャンパンとスパークリングワインの違いでまとめています。
ここからは、ブドウ品種で選ぶ場合のおすすめです。動物のイラストをタップすると、それぞれの品種の詳しい特徴がわかります。
シャルドネ(ユニコーン)
すっきりしたタイプからコクのあるタイプまで幅の広い白です。プレーンな塩味のフライドチキンには、樽を使わないすっきりしたシャルドネが合います。衣のサクサク感と、鶏肉のやさしいうま味の両方を受け止めてくれます。
ソーヴィニヨン・ブラン(羊)
ハーブや柑橘の爽やかな香りと、しっかりした酸味が特徴の白です。ハーブやこしょうを効かせたフライドチキンと香りが重なり、レモンをしぼったようにさっぱり食べられます。
ガメイ(レッサーパンダ)
渋みが少なく、イチゴやラズベリーのような果実味のある軽い赤です。少し冷やして飲むと、揚げ物にも重たくなりません。バーベキューソースやケチャップをつけて食べるときにも合わせやすい赤です。
ピノ・ノワール(蝶)
渋みが穏やかで、酸味のある上品な赤です。「チキンでも赤ワインが飲みたい」というときに合わせやすく、ローストチキンやフライドチキンが並ぶクリスマスの食卓全体にもなじみます。
味付け・食べ方別の早見表
フライドチキンは、スパイスの強さやつけるソースで合うワインが変わります。よく食べる組み合わせから選んでみてください。
| 味付け・食べ方 | 味の特徴 | 合うワイン | 選び方のコツ |
|---|---|---|---|
| プレーン(塩・こしょう) | 鶏のうま味と衣の香ばしさ | 辛口のスパークリング、シャルドネ | 泡か、すっきりした白 |
| ハーブ・スパイスの効いた衣 | こしょうやハーブの香りが強め | ソーヴィニヨン・ブラン | 香りが重なるハーブ系の白 |
| ホット・スパイシー(辛口) | 唐辛子の辛さ | リースリング(やや甘口)、ロゼ | 渋みとアルコールの強いワインは辛さを強めるので避ける |
| バーベキューソース | 甘くて濃い、スモーキー | ガメイ、グルナッシュ | 果実味の豊かな赤 |
| ケチャップ・マスタード | 甘み・酸味・ピリッとした辛み | ガメイ、ロゼ | 軽い赤かロゼを冷やして |
| チキンナゲット・骨なしチキン | やわらかく、衣が多め | 辛口のスパークリング、ロゼ | 気軽な泡で十分 |
| フライドチキンのサンドイッチ | パンとマヨネーズでまろやか | シャルドネ、ロゼ | コクのある白かロゼ |
避けたい組み合わせ
- 渋みの強い重い赤:カベルネ・ソーヴィニヨンのような渋みの強い赤は、鶏肉のやさしい味わいを消しやすく、衣の油と合わさって口の中が重たくなります。赤を選ぶなら軽めのものを。
- 辛いチキン×アルコールの高いワイン:唐辛子の辛さは、アルコールや渋みでさらに強く感じます。辛口のフライドチキンには、アルコール度数が低めで少し甘みのあるリースリングや、冷やしたロゼが合います。
- ぬるいワイン:揚げ物には冷えたワインのほうが油をさっぱりさせてくれます。白やスパークリングはよく冷やし、軽い赤も少し冷やすのがおすすめです。
よくある質問
フライドチキンには赤と白、どちらが合いますか?
合わせやすいのは白かスパークリングです。酸味や泡が衣の油をさっぱりさせてくれます。赤を合わせるなら、ガメイやピノ・ノワールのような渋みの少ない軽い赤を少し冷やして選びましょう。
ケンタッキーなどのお店のフライドチキンにも合わせられますか?
合わせられます。買ってきたフライドチキンは、こしょうやハーブの香りがしっかりしたものが多いので、辛口のスパークリングや、ハーブの香りのあるソーヴィニヨン・ブランが気軽で合わせやすい組み合わせです。
クリスマスに1本だけ選ぶなら?
辛口のスパークリングワインがおすすめです。乾杯にも使え、フライドチキンだけでなく、サラダやローストビーフまで幅広く合わせられます。ほかのクリスマス料理との合わせ方はクリスマスに飲みたいワインで紹介しています。
ワインの温度はどれくらいがいいですか?
スパークリングと白はよく冷やして6〜10℃前後、軽い赤は14℃前後に少し冷やすのが目安です。くわしくはワインの温度をどうぞ。
チキン料理ならローストチキンに合うワイン・唐揚げに合うワイン、ポテトやバーガーといっしょならハンバーガー・フライドポテトに合うワイン、クリスマスの料理ならローストビーフに合うワイン、ほかの料理は料理とワインの合わせ方へ。
ほかの品種も見てみる → ブドウ品種図鑑(全40種類)







