このページは、管理人が実際に飲んだワインの感想をまとめた「ワイン日記」です。ワインの通販サイトで記録しているワインノートを、ほぼそのまま載せています。
私は資格を持っているわけではない、週に1〜2本を楽しむカジュアルな飲み手です。最近はイタリアワインを勉強中なので、イタリアのワインが中心になっています。プロのような細かい表現はできませんが、「実際に飲んでどうだったか」「値段に見合っていたか」を正直に書いています。ワイン選びの参考にしてもらえたらうれしいです。

書いている人:「ワイン、はじめました」の管理人。週に1〜2本ワインを楽しむカジュアルな飲み手で、最近はイタリアワインを勉強中です。
- 評価は4段階:感動/美味しい/普通/残念
- グレーの枠の中が、飲んだときに書いた感想です(誤字だけ直しています)
- その下に、そのワインや品種についての簡単な解説を添えています
いちばんのお気に入り:フランス・ロワールのカベルネ・フラン
ル・プランス(ドメーヌ・ド・ロシュヴィル)
フランス、ロワールのアンジュー・ソーミュール地区。カベルネ・フラン100%のワイン。やっぱりカベルネ・フランは、ピーマンのように青っぽい味わいがうまいなぁ。
ミディアム8割、フルボディ2割くらいの重さ。
私がいちばん好きなタイプのワインです。カベルネ・フランは、ピーマンやハーブのような青っぽい香りが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨンほど重すぎず、ほどよい重さで食事にも合わせやすいのが魅力です。ロワール地方についてはフランス(ロワール)のワインもどうぞ。
ヴェネト州:ヴァルポリチェッラの飲み比べ
イタリア北東部、水の都ヴェネツィアがあるヴェネト州。ここでは、コルヴィーナという黒ブドウを使った「ヴァルポリチェッラ」の赤ワインを、造り方の違いで飲み比べてみました。軽い順に「ヴァルポリチェッラ」「リパッソ」「アマローネ」と、だんだん濃く、複雑になっていきます。甘口の「レチョート」を含めた4つのタイプの違いはヴェネトのワインの特徴で詳しく紹介しています。
ヴァルポリチェッラ(アレグリーニ)
ヴァルポリチェッラ・リパッソに比べると、重さや複雑さはないが、これはこれで果実味豊かなデイリーワインとしてコスパよし。
外観は淡いルビーレッド、香りは土っぽくもあるが赤いフレッシュなベリーのニュアンス。
味わいは、軽やかなタンニンと合わせて、いちごのようなフレッシュな赤い果実。
いちばん軽やかなタイプのヴァルポリチェッラ。少し冷やして、普段の食事と気軽に合わせるのにぴったりです。
コルテ・ジャーラ リパッソ・ヴァルポリチェッラ(アレグリーニ)
濃いルビーレッドの外観。
赤い果実とシナモンなどの甘いスパイスの香り。
タンニンはしっかりしているものの、味わいは赤の果実を強く感じさせる。
マスカット・ベリーAに、タンニンと少しの複雑さを加えたようなワイン。コスパよし。
「リパッソ」は、アマローネを造ったあとのブドウの搾りかすに、ヴァルポリチェッラをもう一度漬け込んで造る方法です。軽やかなヴァルポリチェッラに、濃さと複雑さが加わります。日本のマスカット・ベリーAにたとえたのは、我ながらいい表現だったと思います。
ヴァルポリチェッラ・リパッソ・ヴァルパンテーナ(ベルターニ)
果実味が非常に豊か。
しかし、奥に複雑さがある。
チェリーのような香りと、赤い果実の味わい。
いいね!
コルテ・ジャーラ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(アレグリーニ)
陰干ししたブドウで造ったワイン。
糖分がアルコールになっており、度数は15%と非常に高く、辛口。アマローネ(苦い)という名前の通り、苦い。
香りはチョコレートやタバコ、スモーキーさや黒い果実の印象。
じっくりとワインだけで飲みたい一杯。
アマローネは、収穫したブドウを数か月かけて陰干しし、糖分を凝縮させてから造る、ヴェネトを代表する濃厚な赤ワインです。食後に、チーズやチョコレートと一緒にゆっくり楽しむのもおすすめです。
ソアヴェ(アレグリーニ)
外観は淡いレモンイエロー、香りはレモン。
味わいは非常に強い酸味の後に、ミネラル感が続く。余韻では酸味が引き締まりつつも、蜂蜜のようなニュアンスも。
とびきり美味しいわけではないが、デイリーワインとしてはコスパも高くて優秀。
ソアヴェは、ガルガネガという白ブドウから造られる、ヴェネトを代表する白ワイン。すっきりした味わいで、魚介料理や和食とも合わせやすいです。
ガンチア・プロセッコ(ガンチア)
非常に淡い外観に、レモンや白い花の香り。
味わいはレモンやリンゴのように軽やかで、カジュアルな場面にピッタリ。
シャンパンほどの複雑さはないが、この値段でこの味なら最高。
プロセッコについてはプロセッコとはでくわしく紹介しています。
トスカーナ州:サンジョヴェーゼとボルゲリ
イタリアワインの中心地ともいえるトスカーナ州。サンジョヴェーゼの赤ワインと、海に近いボルゲリ地区のワインを中心に飲んでみました。産地の特徴はトスカーナのワインの特徴でまとめています。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ)
濃いガーネットの外観、なめし革・シガー・ブラックチェリー・バラ・チョコレートの香り。
滑らかな口当たりに、心地よいタンニンと酸味。余韻が美しく、果実が口に続く。
非常に美味しいのだが、コスパは悪め。
イタリアを代表する高級赤ワインのひとつ。サンジョヴェーゼ(現地ではブルネッロと呼ばれるタイプ)を100%使い、長期間熟成させて造られます。
バディア・ア・パッシニャーノ キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ(アンティノリ)
茶色がかったルビーレッド。
香りはレッドチェリーのような赤い果実のニュアンス。
味わいは、赤い果実の印象、心地よいタンニンと酸。
美味しいのだが、どうしてもカジュアルに感じてしまう。
グラン・セレツィオーネは、キャンティ・クラシコの中でも最上位のカテゴリーです。キャンティについてはキャンティとはで紹介しています。
イル・ブルチャート(テヌータ・グアド・アル・タッソ)
ボルドーワインを彷彿とさせる、力強い赤。
ボルドーよりも果実味が強く、太陽を吸収しているような印象。
黒い果実の香りに、深い赤の外観。
味わいはタンニンが豊かで力強く、果実味が強く感じられる。チョコレートのような味わいもあり。
ボルゲリは、トスカーナの海沿いにある産地で、カベルネ・ソーヴィニヨンなど、ボルドーの品種を使った力強い赤ワインで有名です。
ヴェルメンティーノ(テヌータ・グアド・アル・タッソ)
ミネラル感・塩味が強く、レモンのような香り、淡いイエローの外観。ボルゲリの土着品種、ヴェルメンティーノの特徴。
さすが海の近くのワイン。
ヴェルメンティーノは、地中海沿岸で育つ白ブドウ。海を感じるような塩気が魅力で、魚介料理とよく合います。
ヴィニェート・サンタ・ピア(ラ・ブラチェスカ)
外観はガーネットのようで、ピノ・ノワールの濃いバージョンのよう。
香りは黒い果実が強く、ビターチョコレートや樽由来のバニラのニュアンス。
味わいは黒い果実とアマローネのような苦い印象に、シルキーで心地よいタンニンが続く。
上品で美味しいが、値段以上とは思わない。
プルニョーロ・ジェンティーレは、トスカーナ州モンテプルチアーノの町で使われるサンジョヴェーゼの呼び名です。
ヴィンサント・デル・キャンティ・クラシコ(アンティノリ)
ヴィンサント(陰干しブドウのデザートワイン)。
トレッビアーノを使用。
外観は琥珀色や銅色。
香りは紹興酒のよう。
とろりと淡い味わいに、干しぶどうのニュアンスが広がる。
デザートワインはやはり美味しい!
ヴィンサントは、陰干しして糖分を凝縮させたブドウから造るトスカーナの甘口ワイン。現地では、アーモンド入りのビスケット「カントゥッチ」をひたして食べるのが定番です。詳しくはヴィンサントとは?、甘口ワインについては甘口ワインの選び方もどうぞ。
ピエモンテ州・ロンバルディア州
ドルチェット・ダルバ(プルノット)
黒系果実の力強さが感じられ、しっかりとした酸味とほどよいタンニン。
香りはダークチェリー、外観もしっかりとした紫。
デイリーワインにいいけど、もっと複雑さやタンニンがあるほうが好き。
ドルチェットは、ピエモンテで日常的に飲まれている赤ワイン用の品種。同じピエモンテのバローロ(ネッビオーロ)に比べて、気軽に楽しめるタイプです。
モスカート・ダスティ(サラッコ)
香り・味わいともに、完全にマスカット。
外観は淡いイエローグリーン。
アルコール度数は5%なので、グイグイいける。
とはいえ、自分には甘すぎ(笑)
甘口の微発泡ワイン。辛口好きの私には甘すぎましたが、甘いワインが好きな人や、ワインが苦手な人にはとてもおすすめできる1本です。モスカートの記事もどうぞ。
フランチャコルタ アルマ・ブリュット(ベラヴィスタ)
外観は淡いイエロー、香りは蜂蜜のよう。
味わいも蜂蜜のようで、プロセッコにはない複雑さが感じられる。
素晴らしいワイン。シャンパンの美味しさがわかる。
フランチャコルタは、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られる、イタリアの高級スパークリングワイン。製法の違いはスパークリングワインの製法で、産地についてはロンバルディアのワインの特徴で紹介しています。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州:個性的な白ワイン
Wドリームス(イエルマン)
外観はグリーンと言えるほど緑がかっている。
香りはトロピカルフルーツやバナナのような印象。
味わいは、酸味が非常に強いながらも、奥に凝縮された果実感。何よりも、余韻がずっと続く、いつまでも味わっていたいワイン。
コスパは悪いけど!
シャルドネの可能性を感じさせてくれた1本。余韻の長さに驚きました。
ヴィナーエ(イエルマン)
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の土着品種、リボッラ・ジャッラを使ったワイン。
イエローの外観、トロピカルやレモン、白い花の香り。
味わいは、シャルドネに酸味を加えたような印象で、香りと同様にトロピカルさや非常に強いレモン感がある。
リボッラ・ジャッラは、フリウリ地方を代表する土着品種。オレンジワインの原料としても知られています。
中部イタリア:ラツィオ・ウンブリア・アブルッツォ
ローマのあるラツィオ州や、その周辺の中部イタリアには、手頃な価格でおいしいデイリーワインがたくさんあります。詳しくはラツィオのワインの特徴もどうぞ。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ(グラン・サッソ)
チャーミングで明るく、果実味豊かでタンニンもしっかりしている赤。これで2,000円以内は安すぎ。
モンテプルチアーノは、アブルッツォ州を代表する黒ブドウ。トスカーナの町の名前と同じですが、まったく別のものです。手頃な価格で満足度の高い赤ワインの代表格です。詳しくはアブルッツォのワインの特徴で紹介しています。
トレッビアーノ・ダブルッツォ(グラン・サッソ)
トレッビアーノを使用した、アブルッツォ州の白ワイン。
淡いイエローの外観に、白桃やハチミツの香り。
トロピカルな印象が感じられるが、キリッとした酸で引き締めてくれる。
この味で、この値段は優秀。
エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ
外観はイエロー、香りはあんずやメロン。
味わいは紹興酒のようで、中華にマッチしそう。
この価格で、この味なら申し分なし。
「エスト!(ここにある!)」という変わった名前は、昔、旅の途中でおいしいワインのある店を探していた人が、看板に3回書いたという言い伝えに由来するといわれます。
フラスカーティ・セッコ(フォンタナ・カンディダ)
ローマを擁するラツィオ州のデイリーワイン。
ゴールドの外観、青リンゴや洋梨の香りと、後からはハチミツのニュアンス。
味わいは酸味がきりっとしており、奥には果実味も感じられる。
リピートはしないが、デイリーワインとしてコスパは最高。
サン・ジョヴァンニ・デッラ・サラ(カステッロ・デッラ・サラ)
グリーンがかった淡いイエロー、白い花やレモンの香り。
味わいは酸味が強く、軽い口当たり。みずみずしい果実味が楽しいワイン。
南イタリア・島・そのほか
ネプリカ・プリミティーヴォ(トルマレスカ)
香りは力強い黒いベリー。外観は濃いルビーレッド。
ガツンとベリーの味わいを感じるが、すごく甘い。しかし、滑らかだがフルボディとしての余韻を残す。
2,000円でこれなら、文句なし。
プリミティーヴォは、アメリカのジンファンデルと同じ品種。南イタリアの太陽をたっぷり浴びた、ジャムのような濃い果実味が魅力です。産地についてはプーリアのワインの特徴で紹介しています。
チロ・ロッソ・クラッシコ(リブランディ)
淡い外観に、チェリーやスパイスの香り。
味わいはタンニン強めで、スパイスや苦い感じもあり。
まあ、コスパとかを考えると普通かなぁ。
ランブルスコ・ディ・ソルバーラ・セッコ(カンティーナ・ディ・ソリエーラ)
ランブルスコ・ディ・ソルバーラ。
赤のスパークリング。イチゴやチェリーのような香りに、淡いピンクの外観。味わいは辛口だけど、スパークリングで軽く飲める。
コスパ最高。
ランブルスコは、イタリアでは珍しい赤のスパークリングワイン。生ハムやサラミなど、エミリア・ロマーニャ州の名物と合わせるのが定番です。
モンテルーナ(カンティーナ・トレゼンタ)
外観は非常に濃い麦わら色。
香りは洋梨や蜂蜜のよう。
味わいは酸味が強いが、余韻には残らずシルキーでサラッと飲める。後味には苦味があり、ビール感が感じられる。
チンクエ・テッレ(カンティーナ・チンクエ・テッレ)
少し濃いイエローに、蜂蜜や白い花の香り。
味わいにも蜂蜜が感じられるが、ミネラル感と調和して心地よい。
リピートはないけど、普通に美味しいワイン。
コスパは悪いかな。
28本を飲んでわかった、管理人の好み
- 少し重めで、複雑さやタンニンのある赤が好き:「美味しい」以上をつけた赤は、アマローネやリパッソ、ブルネッロ、ボルゲリの赤など、しっかりしたタイプが中心でした
- いちばんの感動はロワールのカベルネ・フラン:青っぽいハーブの香りと、ほどよい重さのバランスがたまりません
- コスパは大事:2,000円前後で満足度の高いワイン(モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、プリミティーヴォ、ランブルスコなど)に出会えると、本当にうれしい
- 甘すぎるワインは苦手:モスカート・ダスティは、私には甘すぎました。ただ、甘口が好きな人にはぜひおすすめしたいワインです
自分の好みがわかってくると、ワイン選びがどんどん楽しくなります。あなたも、飲んだワインのことを少しずつメモしてみてください。自分に似たブドウ品種を知りたい人は、ワイン品種診断もどうぞ。
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